嘘から始まる恋【マホト・そらちぃ】

10.思い出す悲しみ ページ11

〜自分side〜

朝はマホトと思いもしない出会いを果たし作戦は順調に進んでいる


でも


大学に着き、1限の授業を受けるけどいつも隣で一緒にいたはずの人がいないから




悲しい…




大学にいると思い出しちゃう



ユイがいない現実を突きつけられて…やる気をなくす




授業が終わり次の授業にでる気が出なかったので今日は図書館で勉強しようと決めた




図書館に入ると誰もいなかった



自「みんな授業あるから当たり前か…」



でも1人ならそれはそれでいいや





椅子に座り、机に教材など置いて勉強しようとしたがやっぱり集中できない





もうこうやって一緒に勉強もできない…



お昼ご飯も一緒に食べれない…



一緒にお話もできない…



一緒に笑い合えない…






ユイ…





さみしいよ…



悲しみに暮れていると



？「おはよ！」


いきなり後ろから誰かに話しかけられた
びっくりして振り向くとそらくんだった


自「あ…そらくん…おはよ」

そ「なんか…顔色悪いけど大丈夫？」

自「え？そんなことないよ」

そ「そっか…ちょっと早いけどさ…これからご飯食べない？」

自「ごめん…食欲ないんだ…」





そ「何かあったの？俺でよければ話聞くよ？」



やめてよ…そんなこと言われると…





我慢していた涙が私の頬を伝う
溢れ出る涙に止まる気配がない…



そ「え！？ごめん！泣かしちゃった！？」

自「ううん…そらくんのせいじゃない……」



そらくんは私の泣く姿を見てあたふたしている




自「ごめん…ちょっとだけ握ってていい？」



私はそらくんの手を握った
何でかはわからない
そうしたら落ち着くと思ったから



そ「う…うん」



そらくんの手は大きくて温かくて落ち着く



しばらくすると涙が引いた



自「ありがと…ちょっと元気出た^_^」




よかった涙が引いて…





そらくんに心配させたくなかったけどユイのこと言わなくちゃいけないよね…

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