不思議な力と魚達【Fischer's】

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おー…今日は深縹…かな。


紺色と似てるけど、性格は全く違う。


“漢”。なんで“漢”なんだろうね。あ、私が決めたのか。


確か、男っぽくなるから、だった気がする。


昨日散々甘えといてこれかー…


まあ、あいつらにだったらこれが一番いいかもな。


ってことで、今日も行きますか。


雑に髪をまとめて、適当に準備をし、外へ出た。




　




　




「おじゃましまーす。」


ﾏｻｲ「おー、おはよ、早かったな。」


「あ、本当だ。」


マサイの家にはまだ誰も来ていなかった。


ﾏｻｲ「今日はなーんだっ」


そう言って目を覗きこんでくる。


「朝の占いじゃないんだからさぁ…」


とは言いながらもカラコンを取ってみせた。


ﾏｻｲ「おお…カッケェな…」


「今日はちょっと男っぽいだけだから、大丈夫。」


そう言うとマサイは少しつまらなそうな顔をして「ふーん。」と溢した。


「何。」


ﾏｻｲ「いや、昨日の可愛いAちゃんは(「やめろ。」


私で遊ぼうとしてるなコイツ…


ｼﾙｸ「おはよー。あ、Aもう来てんじゃん。」


「おはよ。」


ﾏｻｲ「今日は甘えてくれないんだって。」


ｼﾙｸ「えー俺の妹が…」


「妹になった覚えはない。」


もう完全に君らのおもちゃじゃん、私。

　

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