ウツボくんが喰べたい子

▽二十匹 ページ21

昼休み
ご飯を買って、中庭にフロイドとAは移る。



上機嫌にご飯を食べるA
『〜♪〜♪』
「機嫌いいね〜ハタちゃん」
『うん〜そーかなぁ？』
あ、そうだと言って
Aは立ち上がりマジックペンを取り出す。


ふわりとペンをかざすとそこかしこに虹色に光る球体が現れた。

「しゃぼん玉じゃーん」
『きれーでしょ？
今日習ったんだ〜』

そう言ってAはふわふわしゃぼん玉で遊ぶ。

「ハタちゃんおいで〜」
遊んでいたAはフロイドの腕の中に収まり

「あったかいねぇハタちゃん」
『うん〜...ふぁ...っ
眠く、なってきたぁ...』

「じゃぁ寝よ〜」
2人はごろんと寝そべって
すやすやと昼寝をはじめる。









.









「フロイド〜
まったく...こんなとこで寝ていては、風邪を引きますよ？Aまで」

急ぎではないが、フロイドを探しに来たジェイドは2人の近くに腰を下ろし本を読み始める。









そんな昼休みがあった。

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