ウツボくんが喰べたい子

▽一匹 ページ1

「汝の名を述べよ」

『...はぁ...A』
なんで僕こんなとこいるんだろぉ...
尾びれ...じゃなくて足だし、さ。
居なくなって平穏になったと思ってたのに
あいつはいるし。

ほら、視界の隅でにやにやして笑ってみてる。
うざぁ...。
「汝の魂は...

オクタヴィネル寮」

無言で言われた寮の方に進むとがばぁっと抱きつかれる。

「やったぁ、ハタちゃんと一緒だぁ」
『...うざぁ...離れてよ〜...フロイド。』
「やだぁハタちゃんは俺のだもん。
俺だけに頼ってればいいよ？」
『物じゃないしぃ〜』

抱き着くフロイドの頬をぺちぺち叩くと後ろに回りバックハグ状態になる。

「今日からまた一緒に寝よぉねぇ絶対だよ？」
『一緒に寝てたんじゃなくて、フロイドが潜り込んでたんでしょ〜...。』

「細かいことは、いいじゃーん一緒に寝よ、ね？」

はいはいと適当に返していると
ジェイドがくすくす目の前で笑う。

しっし、と手を振ると後ろを指さされるので辞める。フロイドの手に手を載っけもたれるとぎゅうとして強く抱きついてくる。

せっていだよぉ？→

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