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結局クルーウェル先生は30分して帰ってきた。
寮長さんを担いで。()

「ふに"ッ!!」
「え"せ、先生?!」
「吠えるな。
そして、お前も早く起きろ!!駄犬!!」

クルーウェル先生はどさりと寮長さんを床に落として、怒鳴りつける。

すると、...。

『んぇ...、ぁ?なぁにぃ此処..。』

まだ眠いのか、座る体勢で目を擦りながらクルーウェル先生のふわふわの毛皮コートをくんくんっと軽く引いて喋る。

「お前が、廊下で寝ていたから連れてきたんだ。全く廊下で寝るなとあれ程言っていただろう?!」

こめかみに青筋の浮かぶクルーウェル先生とは反対にほろーんとした口調で話す寮長さんは綺麗なのに儚かった。

『あぁ、あれは〜...ちょっとねぇ..眠たくなっちゃってさぁ..しょうがないよねぇ〜人間眠気には勝てないからさぁ..んぉ..。』


へらりと寮長さんが笑うとクルーウェル先生は呆れたようで溜息を着いた。

「はぁ...まぁいい。次はないぞ。
仔犬共、授業を始めるぞ。」


寮長さんどうするんだろ...何て思っていれば、クルーウェル先生がいつも座っているひとりがけソファで丸まって寝だした。(毛布に多分クルーウェル先生のブランケット)

え、可愛い..。()


パチッ

目が合ってしまったぁあああああああ(荒)

『...、ふっ』


...、笑いかけられた..手振られた..。









え、可愛い()





「駄犬!聞いてるのか?!」

「はいぃいいいいい!!」









『zzz...』

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作者名:MeyA | 作成日時:2020年10月10日 11時

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