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忘却0日 ページ14

『…あのね、僕…名前も分からないけど、貴方を忘れちゃいけない事だけ覚えてるの。
だから、きっと幸せだったんだろうなって…。


ありがとう。ジェイド。』


「…ッ!」

あれまた勝手に口が動いたや。

でも、いいと思う。
だって幸せそうな哀しそうな顔で君が抱きしめてるから。



「僕も、僕だって…幸せでした。

ありがとうございます。」



これで、お別れ…なんて



『ばいばい、』


少しの悲しさが僕の中で芽生えた。



(泡になって、貴方()は消えた。)


あぁ、届いたかな君への追悼。
ちゃんと覚えておくんだよ。次は、次こそは。









.









.









.









広い広い海に、すべてが呑まれた。

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作者名:MeyA | 作成日時:2020年6月22日 7時

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