社員さんと一緒。【うらみちお兄さん】 (ページ9)

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お手伝い。翌朝ページ9

コンコン(ノック音)

兎「裏道さーん、大丈夫ッスかぁ？w」

熊「おい、兎原！」

裏「ん………兎原……？？………。？？！！！？仕事？！」

兎「え、珍し、裏道さん、ホントに寝てたんスか？」

熊「裏道さんが……？」

裏「……え？完成してる……。ん？手紙？？」

«表田さんの頑張りが報われますように。鷹野»

裏「お前ら、鷹野さん見なかったか？？」

兎「え？Aちゃんっスか？見てないですけど」

熊「俺も見てないです」

兎「収録なったら来るんじゃないですか？いつも通り」

熊「…………」

裏「………そうだな。俺、シャワー浴びてるくるわ」
裏(………机で寝てたのに体痛くないし、いつもより寝れた気がする…。
酒も眠剤も飲んでないのに……。なんか、スッキリして…る？？
これ(毛布)返さなきゃな。鷹野さんのだよな…？良い匂いするし…。ん？
いやいや、何考えてんの、俺。なんだよ、良い匂いって。
……………洗って返したほうがいいのかな？？)

スタジオ前。

「「「おはようございまーす」」」

池「今日はうらみちお兄さん元気そうですね。何かあったんですか？？」

詩「え？昨日、徹夜で局泊まったって聞いたけど(テンション)振り切っちゃった？大丈夫？？」

裏「え、いや…大丈夫ですけど…」

熊「Aがどうかしたんですか？さっき探してましたし」

詩「Aちゃん？？」

裏「昨日、夜中にたまたま鷹野さんも残業してたのか顔出してくれて
そのまま作業手伝ってくれたんだよ。
疲れてたのか、俺、そのまま寝ちゃって
起きたら、いないし、ほとんど作業終わってて…
それで、お礼言いたかったんだけど…」

詩「へぇ〜、さっすがAちゃん！私の妹！！出来る女ねっ！」

兎「なぜ姉さんがドヤ顔？それに妹？」

詩「なんかAちゃんって可愛がりたくなるじゃない？
で、仲良くするのに名前で呼んでって言ったら“うた姉”って呼ばれて
妹として確定したわよね」

熊「分かります。俺も“お兄ちゃんみたいだからみつ兄”って呼ばれて妹感出ました」

兎「え”っ！！何？！俺、兎原さんなんだけど？！ずるくない？！」

熊「は？いいだろ、兎原さんで」

詩「そうよ、なんの問題があるのよ」

兎「え、こわっ、圧強っ」

池「それにしても、Aさん凄いですね」

裏「？？？」

池「見返りもなくそんな事できるって優しいんだな、と」

裏「………そうだな」