社員さんと一緒。【うらみちお兄さん】 (ページ6)

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クマオくん。ページ6

ママンとトゥギャザーキャラクター、クマオくんの着ぐるみ担当の熊谷さん。

実は、多分、昔に会ったことがあると思われる。非常に不確かだが。

しかし、確認はしたくない。

昔の事というか、学生時代の事は
職場ではあまり触れたくないのだ。

まぁ、向こうは覚えていないだろう。うん。

で、なんだろう。その熊谷さんに先程から
じーーっっと見られてる。

なんかした、私？！

主『く、熊谷さん、お疲れ様です。何か御用がありましたか？？？』

熊谷(以下、熊)「いや、用って程じゃないんだが…」

主『？？？』

熊「前に何処かで会ったことないか？？」

主(まさか覚えてたーっ？？！脳内タイムリーだよ。
え？どうする？しらばっくれる？
口説いてるんですかぁ？とかでかわす？
正直に話す？？？)

熊「結構前だと思うんだが…」
じーーーーっっっ

主(なに？この眼光の鋭さ。隠し通せる気がしないんだけど…怖いよ、圧強いよ)

じーーーーっっ

主『えっと……多分、はい、会ったことがあると思われます』

熊「やっぱり…どこでか聞いていいか？思い出せなくてずっと気になってて」

主『体育大です…熊谷さん弓道のお兄さんですよね………』

熊「！！！！」

主『高校時代に剣道の出稽古で、体育大に行った時に迷子になり、助けて頂きました……その節は本当にありがとうございました……』

熊「じゃあ、あの時のってことは…白閃せ主『うわぁぁぁぁっ！！』？？？」

主『熊谷さん、その中二病満載の名は呼ばないで下さい。そして職場では、この話やめて下さい……』

熊「……………」

主『熊谷さん？？？』

熊「雰囲気違うから分からなかった…」

主『え？続けるおつもりですか？』

熊「俺、あの後、稽古ちょっと見てたんだよ」

主『熊谷さーん、続けるんですか？？』

熊「……。剣道全く分からんけど、女をあんなにカッコイイと思ったのは初めてだった」

主(すごい、全く聞いてくれない)

熊「だから、覚えてたんだと思う。知らんけど」

主(ええぇぇっっっ？！)

熊「辞めたのか？？剣道」

主『…………いつか、仲良くなったらお話しますよ。』

熊「そうか……。じゃあ、名前呼びからだな」

主(なんでそうなる。え？なに？どういう展開？)

熊「いけてるやうたのさんの事は名前で呼んでるだろ？？」

主『え、まぁ、はい。』