旅行、日曜日夜。 ページ46
旅先で気が緩むというのはこういう事をいうのだろうか……
……ホテル、男子部屋。和室
詩「予想外に温泉が良かったわ」
主『広くて綺麗だったね!男湯は??』
池「洗い場が少なかったですが、綺麗でいい湯でしたよ」
兎「露天もあったしな。あ、日本酒開けていいっスか?」
詩「ご自由にどーぞー」
裏「兎原、俺に地ビール取って」
詩「あ、私もー!」
兎「はーい」
熊「いけてるとAは何飲む?」
池「お茶貰えますか?」
主『ん〜……私もお茶で』
熊「酒、飲まないのか?」
裏「駄目だ。飲め」
主『え?』
裏「お前、夜に仕事する気だろ。来る時も飛行機でパソコン弄ってたし」
主(バレてる)
熊「……。田中さんにも仕事忘れて楽しめって言われてたろ。旅行中は仕事禁止だ」
主『………はい』
熊「日本酒でいいか?」
主『………はい』
兎「そういえばさ、Aちゃん年末から今日まで仕事だったんでしょ?実家に帰省とかしなくていーの??」
主『あ、私、実家ないので』
兎「え」
主『あ』
詩「どういうこと??実家暮らしじゃないよね??」
主『あ〜……私の話なんて聞いても楽しくないと思う…よ』
苦笑
熊「……………」
兎「えー、気になるー」
池「そういえば、修学旅行も言ったことないって…関係あるんですか??」
主(やってしまった……仲良くなった弊害だ……
話さなきゃいけないムード……)
裏「A?無理に話さなくても…」
主『いえ、隠してる訳じゃないんで……
そうですね…酒の席での話って事で、少し聞いてもらえますか??
みつ兄にも仲良くなったら話すって言ってしまった事もありますし…』
熊「!!!」
兎「熊谷に??」
主『学生時代、みつ兄にお会いしたことが会って…そのなんていうか…まぁ、最初から話しますね』
そして、過去を打ち明ける……
291人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カメリア | 作成日時:2021年11月2日 23時