初めてのちゅー。（JUMP×JUMP） (ページ2)

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『涼介』

「なっ、なんだよ」

普段は少し高め声の知念なのに、こうゆう時だけ低めの声で男らしくなるのはズルい。

『こっち向いて』

そう言われ振り向くと、唇に柔らかい感触。

「ちょ、おまっ､､､/// 俺、初めてだったのに､､､」

知念の胸を押し、顔を離す。

知念の顔を見ると申し訳なさそうな、そして、どこか寂しそうな、悲しそうな顔をしてる。

その顔を見て、ほんとに本気で、全くからかってないということがわかった。

『ごめん､､､。好きでもない相手からキスされて、しかもそれがファーストキスだったとか、最悪だね、僕。ちょっと頭冷やしてくるね』

涙声でそういう知念。

ベンチから立って去ろうとする知念を見て、咄嗟に腕を掴んだ

『ちょ、涼介！？』

「誰がお前からのキス嫌だなんて言った」

『だって､､､』

「それに、俺の気持ちも聞かずにどっか行くんじゃねーよ。」

『そんなん、聞かなくたって！どーせ涼介は僕のことただの友達としか見てないんでしょ！』

そう叫ぶ知念

「､､､っ。俺は､､､ずっと前からお前のことが好きだった､､､。でも、男同士だし､､､告る勇気なくて､､､。」

『嘘でしょ､､､。僕、一方的なものかってずっと､､､。』

「そんなことない。､､､､､､知念、俺と付き合ってくれる？｣

『もう言わなくたってわかるでしょ？』

そう微笑みながら言う知念の唇に俺のを重ねる。

『あ、やば、チャイムなっちゃった。次、移動教室だし、行かなきゃ！』

そう言い、俺に背を向けて小走りで行く知念

「おい、知念！言い忘れてた！」

そう言って知念の足を止めた俺は、知念のところまで走り、耳元で

「俺のファーストキス奪ってくれてありがと」

そう囁き、耳に軽く口付けた。

『もう、涼介のバカ！』

顔を赤くして屋上のドアを開け、姿を消す知念。

大事な幼馴染を自分のモノに出来た優越感に浸りながら、俺も屋上をあとにした

Fin.

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ファーストキスがお題だったから、初々しい感じで書いてみたけど､普段、裏ばっかり書いてるからなかなか雰囲気出ず､､､。大丈夫かな？？？
濃いピンクちゃん、素敵な企画、開いてくれてありがと♡

(らすかる)