初めてを経験中2

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『…んで、なんだよ』









結局2人になっても

中島はなんも言い出さなくて









頼んだパスタが半分以上なくなってしまった。









『今話さないならもう聞かねーぞ』









俺がそう言ったら

中島はやっと手を止めて

水を一口飲んだ。









「…最近会った⁇七瀬」









ほら、絶対Aの事だと思った。









好きなくせに自分からなんもしないし、

おまけに夏休み入って

一回も会ってないとかどうかしてる笑









『んー会ったよ』



「…だよな」









それだけ言って黙り込むから

俺はどうすることもできない。









『会いたいなら会えばいいじゃん、

なんか誘えばいいだろ』



「無理だよ笑



お前は幼馴染だから

そういうの慣れてるかもしんないけど、

俺はんなのできねー笑」









「…こないだ、見かけたんだけどさ」



『なんで話しかけなかったんだよ笑』



「……私服、すっげえ可愛かったから

ダメだ俺、超好き」









照れながら話す中島を見て

ちょっとだけ羨ましく思ってしまった。









自分の気持ちにこんな正直になれたら

恋って楽しいんだろうなーって。

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