任務７ ページ8
.
えっと、依頼主の家はここら辺だけど…あ、あそこだ。
山奥にある、少し大きめの古民家。
正面玄関のチャイムを鳴らし、中から出てきたのは真面目そうなサラリーマンの男性だった。
「武装探偵社のものですが」と一言いえば、「お待ちしておりました」とすぐにリビングに通される。
「さっそくですが、依頼の件です…」
依頼者は話し始める。
「今から一週間前、私の家に一通の手紙が届いたのです」
『手紙、ですか』
依頼主が言うには、その一週間前に届いた手紙に脅迫と思われる文章と、日時が記載されていたそう。
『その手紙、見せてもらっても？』
「少し、お待ちください」
そう言って、奥の部屋から古びれた手紙を持ってくる。
随分と年季が入っているな…
依頼主が封筒をあけ、紙を取り出し読み始める。
手紙の内容はこうだ。
ーーーーーーー
1000万円を用意し、
山のふもとにある第3倉庫にもってこい。
さもなければ、お前の命はない。
ーーーーーー
『…なるほど。それで日時というのが─────』
「今から1時間後、午前2時です」
大体の内容は理解出来た。
だが、幾つか疑問点がある。
なぜ、時間を深夜に設定したのか。
わいせつ行為や強 姦などは周りの目がない深夜に行われるが、恐喝などでお金を要求するのは深夜でなくても大丈夫なはず。
そしてもうひとつ。
なぜわざわざ横浜にある武装探偵社に依頼したのか。
ここ宮城から横浜まではおよそ435km。
それなら、警察に相談すれば大丈夫なはずだ。
…ということは、相手は異能力者ということか。
しかし────────
.
.
.
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛 - firefly*さん» はい、大丈夫です！ (2020年3月18日 22時) (
レス) id: a650642e55 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - はじめまして！小説を楽しく読ませて頂いております。これからどのように物語を紡ぐのか楽しみです。更新頑張って下さい！リクエストなのですが、日向翔陽異能力者でお願いします。殺戮に特化しており、殺戮の異能力の中では最強の設定で (2020年3月18日 21時) (レス) id: a650642e55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真田礼 | 作成日時：2020年3月18日 3時
