某探偵社員、宮城へ。

任務１ ページ2

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ピピ、ピピという規則正しい機械音で目が覚める。




カーテンの隙間から覗く太陽の光が眩しくて、私は思わず眉をひそめた。




(そう言えば、今日から学校に行くと言っていたな)




私は、まだ覚め切っていない体を無理やり起こし、昨日の記憶を呼び起こした。









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『お呼びでしょうか、社長』



｢ああ、とりあえず座ってくれ｣



敦くんとの任務を終え、一段落した時。



次の依頼場所へ向かおうと準備を進めていたところ、不意に社長に呼び止められた。



いつになく真剣な顔をしていたから、余程重大な話なのだろうを意を決して社長室に入り、冒頭に戻る。





部屋に入るなり社長と向き合う形で座り、重たい沈黙が訪れた。




鋭い目付き、溢れ出る緊張感。




(なにか、大変なことでもあったのだろうか…)





そう思わざるを得ない状況下。





そんな中、低く重たい声で発せられる社長の言葉。







それは────────









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｢宮城県青葉城西高校に、明日から通ってもらう｣









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『はい…？』









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そんなこんなで始まった真新しい生活。




髪を乾かし、シワのない制服を身にまとって家を出る。





今日の天気は雲ひとつない快晴だった。

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