信じなくていい、私も信じないから【刀剣乱舞】

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『すみません、加州さん。ありがとうございます』





「別にいいけど……何があったの」





「清光、お前心配してんの？」





「ばっ、そんな訳ないでしょ！俺が粟田口の部屋まで連れて行ったから…」






俺のせいにされたくなかっただけだよ、そう言っても安定はニヤニヤするだけで聞いてはくれなかった。





それに加えて三日月までも穏やかな笑みを浮かべる。






『何もないですよ。…ちょっと失敗しただけです』






そう言ってちょっと困ったみたいに笑う。






「いいから話して」






俺は木箱に包帯やらなんやらを入れながらそう言う。






「“ちょっと失敗”しただけでそうはならないぞ」






三日月が俺に同調して言った。





困ったみたいな審神者も渋々口を開いた。






『短刀の刀達に、嫌な事を思い出させてしまったようで。聞き方がまずかったようです』





「それって大倶利伽羅の事だったよね」





『はい。……鶴丸さんにどうにかならないかと。短刀なら知っているだろう、との事だったので』






審神者が腕を曲げたり伸ばしたりしながら言う中、安定が俺に話しかけてきた。






「今聞く時じゃないの？」





「……」







俺が黙っていると、安定は大きなため息を吐いて、審神者に向かい合った。






「ねぇ」





『はい？』





「清光に聞いたんだけど。あんたは何で仕事だからっていう理由だけで全部片付けるわけ？」








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お久しぶりです、桜餅です。
この話数で話がいっぱいになってしまったので次回から続編に行きます。
長い間あけすぎて更新停止までにしてすみませんでした。
不定期ですが頑張って書いていこうと思ってますので最後までお付き合い下さい。
よろしくお願いします。

桜餅


続編はこちらです

信じなくていい、私も信じないから 2【刀剣乱舞】

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