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そうして待つこと30分。



目の前に出されたのは海鮮丼と揚げが浮いたお汁。





『すご……』




燭「そんな事ないよ。僕の前の主、伊達正宗公が料理好きの人だったんだ」





そう言って悲しそうに笑う。





鶴「お喋りはもういいだろ?」




太「食べてみろって!」




『あ、はい。……いただきます』





恐る恐る箸を口に運ぶ。



口の中でそれははじけた。





『……美味しい、です。とても』




太「だろ!?みっちゃんの作るご飯は全部美味しいからな!」




燭「ちょ、貞ちゃん!恥ずかしいからやめて」




鶴「なんだなんだ、光坊。照れてるのか?まぁ、光忠の作る飯は確かに美味いからな」




燭「鶴さんまで!」





楽しそうに、本当に楽しそうに話す彼らを私は見つめているだけだった。




別に中に入れて欲しいとかそう言うのは全く無い。




ただ、その賑やかさがとても懐かしくて心地が良いだけ。






鶴「お、箸が止まってるぞ?もういいんなら俺が」





『結構です』




鶴「ははは!冗談さ」




太「どんまい、鶴さん」




燭「駄目だよ、これはこの人のものだからね」






そうやってまた、会話に花が咲く。






?「主君!これ、遠征先で買ってきたんです!良かったら一緒に……その、食べませんか!」




『うん!食べる食べる!』




?「なら俺は、茶を用意しよう」




?「僕、お手伝いします」







あの時が帰ってきたみたいで、心地良い。

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iceblast5(プロフ) - お疲れ様です!続き楽しみに待ってます!お身体ご自愛くださいませ♪ (2018年12月27日 20時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!! (2018年12月2日 1時) (レス) id: 02c33f4747 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!いつも小説楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2018年11月8日 21時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 璃月さん» ありがとうございます...!お互い頑張りましょう!! (2018年10月22日 23時) (レス) id: 5c9d938f2b (このIDを非表示/違反報告)
璃月 - 素敵な作品ですね!羨ましいです。私も受験生なので、お互い頑張りましょうね! (2018年10月22日 19時) (レス) id: 069b5fd343 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅 | 作成日時:2018年8月7日 21時

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