信じなくていい、私も信じないから【刀剣乱舞】

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『着いたねー』




こ「結構距離がありましたね」




『そうだねぇ。でも、きよ……加州さんが道を教えてくれたからねー』






危ない危ない。




あの時と今は違う。






『掃除、しよっか』




こ「でも、主様の霊力なら一瞬ですよ？」




『んー……。そうなんだけどさ、今はちょっと動いていたいって言うか』




こ「申し訳ございません、浅はかでした」





『いいって。……私こそごめんね。ありがと』







こんのすけには床の拭き掃除をお願いした。




上手に前足を使って拭いてくれてる。




あとなんか可愛い。






『んっ、……何この戸。建付け悪すぎでしょ』





襖の中の物を処分しようと戸に手をかけるも動かない。





『せーのっ！』





バタンっ、という大きな音と共に戸が開いた。




呪術が施されていたようだ。





こ「……主様、真逆素手で開けたんですか……」




『みたい。開いちゃった』







そんな目で見ないでこんのすけ。





悲しくなってくるから。







『これは……』







襖の中には、刀が1振り。




矢張りこの刀も折れてる。






こ「これは天下五剣の一振、三日月宗近ではないですか」

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