信じなくていい、私も信じないから【刀剣乱舞】

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人間が出ていった後、大広間は静寂に包まれている。




皆、困惑してるんだ。




一期も薬研も真逆手入れをされてしまうなどと思ってもみなかったんだろうね。





堀「……加州くんはどう思う」



加「さぁね。俺にもわかんないや。そういう堀川はどうなの」



堀「僕にも……わかんない。兼さんだったら……どうするんだろう」






和泉守も、安定も折れた。



否、折られたと言ったほうがいいんだろうか。




どちらにせよ、彼らが居ないことには代わりない。






堀「兼さんに、会いたいなぁ」






俺だって、安定に会いたい。






加「ねぇ、堀川。あの人間だったら直してもらえるんじゃない？」





俺の突然の言葉に堀川の目が驚きを示している。




それと同時に困惑しているようだった。





堀「でも、そんな話聞いたことないよ。1度折れた刀が直るだなんて」




加「でもさ、生き血だけで手入れするのも聞いたことない。だから賭けてみない？」






正直、人間の力なんて借りたくもない。




それでも、もう一度あの2人に会えるのならなんだってやってやる。






堀「そう、だね……。、行こ、加州くん」





俺達は大広間をあとにした。

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