幸運が訪れる赤いオーロラ［S.Sho］ (ページ10)

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＊09. ページ10

翔side

有働さんには心配かけられなくて、もう有働さんの前では平然を保つしかなかった

結局、始まる前から終わりまでプライベートのことに触れてこなくて少し安心した

でも、メンバーではそうはいかない

もらったお土産もたくさんあるし、せっかくだから収録前に空腹を満たすことにしよう

「はい、これ食べて。友達のお土産でさー、すっごいたくさんあるのー」

雅「何々ー？…なかよしパン？」

潤「聞いたことある。沖縄だよね？分けやすいように切れ目が入ってる大きなパンだよ！何人かで食べるから仲良くなったようになるし、それでなかよしパンじゃなかったっけ？」

「…潤くん詳しいねー」

潤「前沖縄土産でもらったことあったから」

和「あ、美味い…」

智「クリーム入ってる」

「うまっ」

雅「これ、美味い！」

Aに後で連絡しよう

なかよしパン美味しかったって

雅「で、翔ちゃんに春が来た話。告ったの？」

「告ってねーよ！」

和「告ってないってことは、その人のことが好き過ぎて告る勇気がないってことですよね？」

「うん、え？」

潤「認めなよ。どーせ、翔くんヘタレなんだから」

「どーせって何だよ！」

俺は告る勇気もないヘタレだって気付いてるよ！