13. 悪夢 ページ13
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私はどこかの建物の中に立っていた。
周りには個性の強い後輩たちや先生。みんな私服で疑わしげに周りを探る様に眺めては俯く。
…何これ、夢?
『…あの、』
近くにいたミホ先生に声をかけようとして手を伸ばす。
先生ならここがどこかわかるだろうという、淡い期待を抱いて。だけど、私の手がミホ先生の方に触れるか触れないかのところでミホ先生は血濡れの遺体へと変わった。
『ひっ…!?』
今度は後ろでみずみずしい音と共に何かが潰れる音がした。
サトル先生が棘に潰され、赤い肉片と化した。
次はタクヤくん、次はタケオさん、…
或いは潰されて、或いは血を撒き散らして、或いは窒息して。
次々に倒れていく。
最後に残ったのは私一人。
『いや、覚めて、覚めてよ…!』
うずくまって、次に来るであろう痛みから逃れようとする。いやだ、死にたくない。まだ生きたい、怖い。
次の瞬間、私の視界は赤く染まった。
▼
『…はっ』
そこで目が覚めた。
全身汗まみれになっていて、気持ち悪い。時計はまだ4時。嫌な夢を見たなぁと思いながら起き上がる。
「お、起きたぞ!」
「だいぶ魘されてたけど大丈夫〜?」
「おい、俺のノートパソコンはそんなことのために使うんじゃないぞ」
『…は?』
起き上がった目の前に、リツとコウとリンタロウがパソコンをいじっていた。パソコンにはホラー映像が映っていて、時折怖いシーンが繰り返し映っていた。
…いろいろと察してしまった。
『…お前らそこに習え!今日という今日はしばき倒す!!』
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ちなみに全寮制。
たまにはシリアスも必要かなと。
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とーすと(プロフ) - アメshiguさん» ありがとうございます!でももうネタがないのでその時はよろしくお願いします← (2018年4月1日 19時) (レス) id: 0653f7d638 (このIDを非表示/違反報告)
アメshigu - すごく面白いです! (2018年4月1日 14時) (レス) id: 51f9a81287 (このIDを非表示/違反報告)
とーすと(プロフ) - 白雪?さん» ありがとうございます!何せ狼ゲーム書くの初めてなのでキャラ崩壊にご注意下さいw (2018年3月31日 9時) (レス) id: 0653f7d638 (このIDを非表示/違反報告)
白雪?(プロフ) - wwww面白いですww (2018年3月31日 8時) (レス) id: 8403ebf52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーすと | 作成日時:2018年3月30日 17時