【wrwrd!】とある少女の復讐劇 (ページ7)

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７話ページ7

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一応解説しておくと、ここの総統は国の中でも珍しい女性。以前外交した時に見た姿はそれはそれは美しかった。

長い艶やかなブランド髪に、白を基調としたドレス。そして目立つ青々とした目。
だけど、そんな見た目にそぐわない性格の持ち主だった。

戦争はあちこちふっかけ、そして国を潰す。戦争をふっかけられるとそりゃもう大変。その国の国民を皆殺し。つまりは過激派。

「じょ、女王陛下。訪問者が来られております、お通ししてもよろしいでしょうか！」

返事を待つ兵士はもうビクビクと震え、目をあちこちに動かす。

焦点があってないね、可愛そうに。これからここの国民になるけど、そうなればこの人が上司になるのかぁ…。

「あら、今日の訪問者はいないのだけれど…。まぁいいわ、お通ししなさい。怪しいものだったら貴方もろとも首打ちよ」
「…っ、かしこまりました！」

凛とした、だけれどどこか不気味な声。女王陛下の声だ。その声を聞くや否や、私は兵士がドアを開けるのを待たずにドアを開けた。

う、なかなか重いなこのドア。無駄に飾ってるからだよ、もう少し装飾を剥がせや！

『やっと開いた…あ、こんにちは～』
「…あら、お久しぶりね」

少し開いた隙間からスルリと身体を滑り込ませ、部屋に入る。
直後、私は偉大なる女王陛下に巨大オノの切っ先を向けられることとなった。

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