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ep148 ページ7

刹那――

弾かれるように起きた男は駆け、黒服に飛びついた。そして瞬く間に頸の骨を折ってその屍を放り棄てる。

それが力無く床に伏せたのを硬直して眺める残された男達。





暫しの沈黙。







 







「首領はその先……?」


屍に気を取られた黒服の横から顔を覗かせれば、悲鳴をあげて機関砲(マシンガン)を乱射する。
だが放たれた弾丸は一つたりとも私には中らない。それもそうだ。屍は私の盾、優秀な人壁となるのだから。


自我を失くして亡霊の様に揺れる彼等に命じる。




「この階にいる人間は凡て殲滅して」




瞬間、牙を剥いて駆け出した彼等の背後につき、私は監視カメラを一つずつ潰す。


そして辿り着いた扉の前。私は懐の小銃と共に一気に駆け込んだ。








だが部屋は(もぬけ)の殻。誰一人として見当たらない。


不審に思って小銃を下ろした瞬間、頸筋に鋭い痛みが走った。




見れば背後には先程まで居なかったはずの男。

――――瞬間移動の異能か……。





そう思うが早いか否か……。私は地に倒れ、意識が途切れた。







 

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ギラッフェ(プロフ) - こゝろさん» はじめまして。コメントありがとうございます!応援とっても嬉しいです!これからも宜しくお願いします。 (2018年12月23日 17時) (レス) id: b3908f46f3 (このIDを非表示/違反報告)
こゝろ - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしております!…あの、ドストエフスキーの一人称は「私」ではなく『ぼく』ではないでしょうか? (2018年12月23日 10時) (レス) id: 383b340c0d (このIDを非表示/違反報告)
ギラッフェ(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます。お読みになりましたか!そうですよね、共有せずにはいられないほど衝撃的ですよね……。そろそろ更新しようと考えておりますので是非お待ち下さい。 (2018年12月17日 20時) (レス) id: 78a130b852 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 新刊読みました!!ヤバかったですね??この先の小説の続きも気になります!! (2018年12月17日 0時) (レス) id: 5a88057d9b (このIDを非表示/違反報告)
ギラッフェ(プロフ) - あやなさん、はじめまして。思いの込もったコメントをありがとうございます。こんなにも熱い応援をしてくださる方がいるんだと思うと胸が一杯になります。 銀魂の方も読んでくださってるんですね!本当に嬉しいです。これからも両作共々宜しくお願いします。 (2018年11月30日 17時) (レス) id: b3908f46f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ギラッフェ | 作成日時:2018年8月14日 9時

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