ロリ系彼女に甘えたい [ shp ] (ページ14)

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じゅうにページ14

『友達にね、しょっぴくんのこと聞かれて…』

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「え、彼氏さんとキスもまだなの？！」

『うん…そうなんだ』

「嘘でしょありえん…」

『や、やっぱりそうだよね…わたし、嫌われてるのかな』

そういう話をして、別れ際に言われたらしい。

「彼氏さん多分、シャイなんだよ。だから自分から行かないとずっと二人ともこのまんまじゃないかな？」

『そ、そんな…』

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『っていう事があったの、だからね、その…』

成程。Aは俺が嫌いになったんじゃなかったのか。

ずっと、タイミングをうかがってくれてたんだ。

『でも結局、こんな普通の道できすしちゃった…へへ』

はずかし気に頬をかくA。

もうそろそろ、自分も。

Aが頑張ってくれたんだから、ちゃんと、答えなければ。

今までの分、ぜんぶ。ぜんぶ。

なにから言えばいいんだろうか。謝罪？感謝？それとも愛情？

そんなことを考えていたら、Aが泣きそうな目をしながら聞いてきた。

『わたしはね、しょっぴくんのカッコいい所も、やさしい所も、ぜんぶ大好きだよ』

『…しょっぴくんは、わたしのこと、好き？』

あー

もう

ほんと

「だいすき…すき、すき…愛しとる」

さっきまで考えてた事ぜんぶが真っ白になって、出てきた言葉はそんな言葉だった。

自分がもう何を言ってるのかも分からない。

ただ、ずっと心の中でしか言えなかった言葉が吐き出されていく。

「不器用な俺を好きでいてくれるとこも、笑ってくれるとこも、抱き着いてくれるとこも、手繋いでくれるとこも、ぜんぶ大好き…可愛いのに大人なAが好き、ずっと、ずっと好き」

「ずっと、言えんくて、ごめん。ほんとはもっと喋りたいし、くっついてたいし、抱きしめたいし、好きって言いたいし…」

そこまで言ったところで、ハッとした。

引かれた？嫌われた？気持ち悪いかな、俺。

びくびくしてると、ふわりと良い花の匂いが身体を包んだ。

『しょっぴくん、あまえたさんだったんだね！』

よしよしと頭を撫でられる。

いつもは小さい身体も、手も、今ばかりはとても大きく感じた。

「ご、ごめ…俺、カッコ悪いよな、ごめん」

『んーん！わたし、カッコいい所も好きだけど、あまえたな所も大好きだよ！』

そんな言葉に、また救われた。