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じゅう ページ12
『んーっ！ほっぺた落ちるぅ』
そういって頬を抑えながら目の前のパフェを堪能している俺の彼女。
俺はAのおかげで目が溶けそうだよ。
『しょっぴくんも食べる？』
「えっ、や、俺は…」
間接キスやんけ！！！
(気付いとらんのか…？！)
『ほら、あーんして？』
どきまぎしながら口を開ける。目をキュッと瞑ってぱくりと食べる。
「…んま」
『でしょ！えへへ、しょっぴくんかわいー！』
さっきまで飲んでたコーヒーも、Aとカフェに来ているおかげで味がしなかったのに。
Aが食べさせてくれたパフェは、ひどく甘かった。
「A、ほっぺに付いとる」
『うぇ！どこどこー？』
はずかしー、と鏡を探すA。
そんな姿が愛おしくて
「ほら、ここ」
可愛らしくて
『わ！ホントだ』
『ありがとうしょっぴくん！』
「…別に」
ホンマに好き。
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作者名：ヴォルペ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2023年12月29日 23時
