はち ページ10
ぱちりと目が覚める。
『んぅ…あれ、いむしつ…?』
いつも朝見る風景とは違うことに違和感を覚える。
大きなベッドから降りて、カーテンの外をチラリとみると、誰かがいるようだ。
「Aちゃん!良かった起きたんやね!」
顔の少ししか出していないかったというのに、流石は軍医というべきか、すぐに気配に気付いて駆け寄ってきた。
『しんぺいさま…わたしなんでここに?』
Aはきつくしんぺい神に抱きしめられながら、疑問をこぼす。
そうすると、力を少し弱めてAと目を合わせてしんぺい神は話した。
sn「Aちゃん覚えとらんの?部屋で倒れとったんやで」
『…おぼえてないかもです』
sn「そっか…ドアの所で倒れとったらしいで、運んできてくれたゾムが言ってた」
眉を下げて、無事でよかったとまた強く抱きしめられる。
人のぬくもりに瞼が重くなる。
『ふあぁ…って、いまなんじですか?!』
視界がまどろんでいく中で、Aは自分の仕事を思い出す。
sn「朝ごはん作るの?ダメだよ安静にしとらんと!」
『え、でも…』
そのまま抱き上げられて、またベッドに連れていかれる。
『あさごはん、なくなっちゃいます』
朝食はAの担当、他の料理人たちはまだ眠っているだろう。
今日の朝食が無くなれば、彼らの栄養も、元気もなくなってしまう。
sn「…体調悪いときは休まなきゃ、辛くなっちゃうよ」
『なら、みなさまも、やすんで…』
しんぺい神の白衣をちょいと持ちながら、すうと眠ってしまったA。
sn「疲れてんのにホントえらいで…ありがとうね」
頭をひと撫で。
気持ちよさそうにすやすやと眠るAの頬にキスをして、しんぺい神はそっと静かにカーテンを閉めた。
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きつねくん。(プロフ) - カラフルな暗示(分かる人には分かる)さん» そう言って頂けると頑張れます…!神作者様…!?そうたくさんの方に呼んで得頂けるよういっぱいがんばります!ありがとうございます、! (4月29日 12時) (レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
カラフルな暗示(分かる人には分かる) - あ、なんか心が浄化される感覚がする....神作者様ですか?聞くまでもなかったわ... (4月6日 10時) (レス) @page13 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
きつねくん。(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!天才って言われると嬉しいですね…がんばります、! (1月4日 11時) (レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - いつ見ても可愛い…。天才ですか??天才ですね…。続き待ってます! (1月4日 1時) (レス) @page9 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
きつねくん。(プロフ) - ぴーなさん» コメントありがとうございます!かわいいお話し目指してるのでとっても嬉しいです…!更新がんばれちゃいます、! (12月27日 15時) (レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヴォルペ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2023年12月20日 0時