ご ページ7
「なぁな、今日Aちゃん遅くね？」
「それな！どうしたんだろ…」
「…なあお前ら、Aちゃんに寮移動の事話した？」
「「あ」」
やばい、と本能で感じる兵士たち。
慌てふためいている兵士たちの居る食堂のドアがギィ…と開いた。
ドキドキと胸が脈打つ。
ドアからひょっこりと顔を覗かせたのは現れたのは＿＿＿＿＿＿＿＿
rbr「おはようさん」
「ロボロ幹部？？！」
『おはよう！みんな！』
「Aちゃぁぁぁぁん！！！」
ロボロが出てきてギョッとしたのもつかの間、今まで心配していたAが出てきてくれた事により食堂はまるでお祭り状態。
心配だったあまりに泣き出したり、よかったとAを抱き上げ囲んだり、散々だ。
ロボロはAが兵士たちに連れ去られた事に少し不満を感じたものの、Aの真っ白な笑顔に身を絆されひとりその場を後にした。
『きょうはドーナッツです！』
Aの身体のふた回りも大きな荷車から、大量のドーナッツを入れた紙袋を渡す。
「わーいおやつだぁ！！！」
「ありがとうAちゃーん！」
『いつものやつは、しょくどうにおいとくね』
いつもの、というのは食パンやバケッドなどの長持ちするパンたちの事である。
Ｗ国専属のパン職人はAただ一人だ。
その為Aは一般寮に一週間分の長持ちパンを定期的に運ぶ。毎日10万人以上ものパンを焼くことなど不可能だからだ。
「いいよいいよ、俺らがやるから」
『え、でも…わるいよ』
「大丈夫、俺らこれでも軍人だし！Aちゃんもいつも大変でしょ？」
半ば強制的に大量のパンをAから受け取る。
少しだけ兵士たちに遊んでもらい、別れを告げる。
またひとり、長いながい廊下を歩く。
そんな時、ポケットが小さく震えた。インカムだ。
Aはまだ８歳。
まだ発達途中の耳は小さく、今の技術ではその小ささに合うサイズを作るのは不可能だった。
最初は「別にいいんじゃないか」との意見もあったが
tn「ええわけないやろがいっ！」
この通り、トントンママを始めとする幹部達に一喝された。A愛の凄まじさ。
『はい！こちらAです！』
“よおA、コネシマや！”
インカムの相手はコネシマだったようだ。さすがはコネシマと言うべきか、ノイキャン気味の声だ。
“突然で悪いんやけど、俺の部屋来てくれへん？”
『こねしまさまのおへやですか？わかりました』
Aは足の方向を変え、コネシマの部屋へと向かった。
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きつねくん。(プロフ) - カラフルな暗示(分かる人には分かる)さん» そう言って頂けると頑張れます…！神作者様…！？そうたくさんの方に呼んで得頂けるよういっぱいがんばります！ありがとうございます、！ (4月29日 12時) (
レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
カラフルな暗示(分かる人には分かる) - あ、なんか心が浄化される感覚がする....神作者様ですか？聞くまでもなかったわ... (4月6日 10時) (レス) @page13 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
きつねくん。(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます！天才って言われると嬉しいですね…がんばります、！ (1月4日 11時) (レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - いつ見ても可愛い…。天才ですか？？天才ですね…。続き待ってます！ (1月4日 1時) (レス) @page9 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
きつねくん。(プロフ) - ぴーなさん» コメントありがとうございます！かわいいお話し目指してるのでとっても嬉しいです…！更新がんばれちゃいます、！ (12月27日 15時) (レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴォルペ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2023年12月20日 0時
