*北海道までの道のり ページ2
翔「ありがとう、来てくれて」
あ「ふふっ、どういたしまして」
翔平くんはバットを片手に、
こちらへすたすたと歩いてきた。
相変わらずの高身長ですな。
翔「寒かったでしょ?」
あ「はっ、何をおっしゃるのやら…」
翔「鼻真っ赤なんですけど?w」
私の目の前にやって来るやいなや、
彼は頭をくしゃくしゃっと撫で始めた。
何もかもお見通しですか、この野郎w
あ「東京では雪がまだ降ってないもん…」
翔「それはそれはお気の毒に(^-^)」
あ「猫は寒いの苦手なんだからね!?」
翔「あははごめんってば〜w」
せっかく会いに来たと言うのに、
まさか最初にこんな感じでいじられるとは…
翔「あ、てか今更思ったんやけど」
あ「何?」
翔「Aがここに来るの、球団の人が
よく許してくれたねw」
あ「あーその事ですか。それがですね…」
ちなみに、この北海道に来るために
私は正直苦労してきた。
何故かと言うと…
〜回想〜
全『北海道だと〜〜〜〜っ!?』
あ「(°▽°)」キーン
私が球団を留守にすることをスタッフさんに
話していたところ、それを燕たちに聞かれてしまって…
山「あかん、そんなの許さへん!!」
川「襲われたらどうすんねん!ちゃんと
そこんとこ考えとんの!?」
あ「あ、あの…みんな落ち着いて…w」
上「Aって大谷と付き合ってたん!
すげーじゃん!( 〃▽〃)」
原「なっ…そんなのダメです認めません!」
奥「A〜寂しいよ〜」
廣「行かないで〜」
あ「みんなお願いだから話を聞いてー!!(>_<)」
付き合ってるだの行くなだのと
まるでお祭り騒ぎ。
いいから練習してきなさい!
山「…なあ、行かんといて。お願い」
あ「駄目だよ。もう約束したんだから」
山「…」
ただ会いに行くだけなのになあ…w
何を誤解しているのやら…
〜回想end〜
翔「…何か、ごめんなさいw」
あ「いいの全然。いつもみんなあんな感じだからw」
翔「…いつも、ね」
私が話し終わると、翔平くんは再び
バットを握りしめて元の位置に戻っていった。
翔「もうちょっと練習が残ってるから。
それまで待っててくれる?」
あ「うん」
翔「終わったら、俺がお薦めのお店に連れていってあげるよw」
あ「え、それって…食べ物!?」
翔「もちろん(^-^)」
あ「やったー!ありがと翔平くん!!」
とりあえず、今は大人しく
彼の練習を見守っとくとしますか。
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雪(プロフ) - 心奈さん» ありがとうございます!そうですよねー…私も翔平くんみたいな人と出会えたらいいなと思いますw 一生離れたくないですね(>_<) (2018年1月13日 6時) (レス) id: ec037349a7 (このIDを非表示/違反報告)
心奈 - ほんとに最高ですね、、!こんな運命だったらよかったのになぁとか思ってしまいます、笑 現実で起こってほしかったなぁ!!!笑 (2018年1月13日 2時) (レス) id: 2d8477b2d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪 | 作成日時:2017年11月13日 21時