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白目「うわあぁお頭ぁ...!俺の手絶対に離さないでくださいね!?」
凄腕「その言い方止めろ!なんか...嫌だ...。」
完全に怯えてる白目さん。まぁ気持ちは分かる。何せオバケだか幽霊だかを大真面目な理由で見に来るのなんていないよ普通!しかも白目さんは2回目!
千里「...」
ふと横をみると、何やら眉間に皺を寄せている千里。
彩月「千里どうしたの?」
千里「いや、なんでも...ちょっと匂いが...」
匂い?なんかおかしいかな…?
凄腕「とにかく、早い所終わらせて解決させるぞ。じゃないと...」
白目「じゃないと?」
彩月「何かあるんですか?」
神妙な顔をして口を噤む凄腕さん。何か大変なことがあるんだろうか...?
凄腕「ここの警備がゆるゆるな事がバレると厄介な事に...」
千里「そういわれればそうだ!」
ん?え?
彩月「何?どういう事?」
白目「どうしてそうなるんですか?」
千里「つまりだな...」
...千里の話はこうだ。
今回の件がもし人間、第三者の仕業だとしたらこのドクササコ(まぁ忍者隊の寮とはいえ)の警備がゆるゆるである事が証明される。それが他の城にバレるとどうなるか...。
彩月「大変!」
千里「そうだけど違くて」
白目「敵から責められやすくなる!!」
凄腕「そういう事だ。だから早く...」
彩月「オバケの仕業だってはっきりさせないと...」
千里「違う!この件が上にバレない内にこちらで処理しなく.....て、は.........」
...千里?おーい?
一点を見つめて動かなくなってしまった千里の視線の先を見てみた。
心臓が止まりそうになった。
赤い...何かを身体中から流しながら建物を這って行く髪の長い...全てが赤くて不気味な女の人と目が合った。
赤い女。
顔の皮がめくれた。
顔を探してる。
「「ひぎゃあああああああっっ!!!!」」
アレじゃんっ!!絶対アレじゃん!!?ほらね白目さんの反応からして絶対アレだよっ!!
凄腕「うおっ!!?ちょっ、お前らっ、」
白目「アレですお頭何とかしてください早く早く早く早く!!!」
彩月「ヤダもう怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!助けて下さいお願いします!!!」
凄腕「ぐ...ちょ、はな、れ...」
もう怖くて建物の方を見れない。咄嗟に凄腕さんに飛びついて事なきを得た.....?のかどうかは定かではないけれど。
千里「凄腕さん」
凄腕「え、あ?」
千里が、赤い女の人の首を掴んで立っていた。
千里「モロ人間です」
「「えっ」」
凄腕「だと思った...」
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なけなし - おかきさん» はい!ありがとうございます!! (2018年9月9日 21時) (レス) id: da08318205 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - なけなしさん» 此方こそいつもありがとうございます(*^▽^*)私こそ更新遅めで申し訳ありません(⌒-⌒; )ゆっくりで大丈夫なので体を壊さない程度に頑張って下さいね! (2018年8月29日 23時) (レス) id: 8dab8e47df (このIDを非表示/違反報告)
なけなし - おかきさん» おかきさん!!いつも見てます、ありがとうございます!!更新が亀ですがどうぞよろしくお願いします!! (2018年8月26日 23時) (レス) id: da08318205 (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 凄く面白いです!私以外にもドクササコ書いてくださる方が出て来てくださるなんて感激です(*^▽^*)更新楽しみに待ってます。 (2018年8月20日 0時) (レス) id: 8dab8e47df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なけなし | 作成日時:2018年8月4日 1時