風鈴高校の紅一点 (ページ16)

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桜「ほかには！」

楡井「女の子の人気は高いようですよ。ちなみにあの子、清会女子の制服ですね。彼女さんですかね？」

桜「そういうんじゃねぇー！」

柘浦「なんや、桜君。桐生君のことが気になるんかー！！

せやったら、やっぱり一緒に話しようや」

桜「あっ、おい、やめっ…」

A「桜、こうなった柘浦君は止められないと思うよ…」

柘浦君って、決めたこと絶対貫き通しちゃう性格だよね…。

柘浦「こっち来てみんなで話さへん？おねぇちゃんも一緒に。桜君が桐生君のこと知りたいって」

桜は、後ろにいた桐生君のことを見た。いや、何？その表情ww

桐生「あぁ、君、桜ちゃんていうんだ。ごめん顔は覚えてたんだけど名前までは…杉ちゃんとやりあってた子でしょ」

柘浦「せや！桐生君も桜君のこと知りたいやろ」

桐生「…………うんー………でも、今は忙しいから、また学校でね」

桜「なんか俺、恥かいただけじゃね？」

蘇枋「そんなことないよー」

A「そーそー。気のせいだよ」

柘浦「なぁ、そんなつれへんこと言わんといで」

A「ちょっ…柘浦君、さすがにしつこいよ…！」

学校で聞けばいいじゃんか！

そんな私の言葉を無視して「なっ！」と、桐生君達のいる机に近づき、テーブルを叩いた。

その音にビクッ！と女の子が震えた。

A「ちょっと柘浦君！女の子が怖がってるよ！こんなだから、モテないんだよ！！」

桐生「Aちゃんの言う通りだよ。やめてくれる？」