＊フィディオの挫折 ページ18
＊
ﾋﾟﾋﾟｯｰ!!!!
「そ、んな......」
スタジアムに到着し急いで観客席へと登ると試合終了のホイッスルが鳴り響いた。得点板を見たあたし達は唖然とするしかなかった。
リトルギガント対オルフェウス。
その得点差は8対0。
「嘘でしょ、？フィディオ達が負けたの？」
ピッチの中では、ボロボロになって肩で息をするフィディオ達がゆっくりと自分達の控え室に戻ろうとしていた。
「あたし、行ってくる....!！」
円「俺も！！」
豪「おい二人とも！！」
居てもたってもいられなくて、守と二人で階段を駆け下りてオルフェウスの控え室へと向かった。
「フィディオっ！......ぁ、」
勢いよくドアを開けた先の光景に、
思わず体をすくめた。
フィ「Aか、来てくれたんだね。......決勝で会うと約束したのに、すまない。」
そこには椅子に力なく座り込み、敗北に打ちひしがれるオルフェウスの面々がいた。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴神 | 作成日時：2020年5月31日 10時
