＊美人の無駄遣い ページ20
＊
「ありがとう。」
フィ 「気をつけてね。」
フィディオが走るとあっという間にパーティ会場に着き、彼は優しくあたしを降ろした。
「靴は、向こうの人に聞いてみる。本当にありがとう」
あたしがお礼をいうとフィディオは「どういたしまして」と柔らかく微笑んだ。その表情に何故か胸がぎゅっとなる。
「じゃあ、俺行くね。」
「うん。」
踵を返し、去ろうとするフィディオを見送ろうとすると振り返り言った。
「そのドレス、似合ってるよ。すごく可愛い。」
「っ！！」
それだけ言い残すと、彼は走っていった。
嬉しさと恥ずかしさで赤くなる顔を手で仰ぎながらあたしは会場へと入る。
虎丸「あっ！Aさん！やっと来たって......ッ!」
あたしの姿を見つけ駆け寄ってきた虎丸は、何故かあたしを見るなり頬を染めた。
「Aさん、とっても綺麗です」
「ありがとう、虎丸も似合ってるよ。」
「は、はい。」
その隣には飲み物のグラスを持った豪炎寺。
豪炎寺「A、美人の無駄遣いって奴だ。」
「はへ？」
いやいや意味がわかりませんけど。
あたしは豪炎寺の言っていることが理解出来ず首を傾げる。すると、後ろから青い長髪の人が話しかけてきた。
「お待ちしていました。神山Aさんですね。」
＊
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Rui - こちらからすみません初めまして読ませて頂きましたこれから作品頑張って下さい私もフィディオカッコよく好きです！もしよかったら好きな作品選んで出来るイベントやっています「あなたの小説読ませて下さい。」です (2020年8月8日 21時) (
レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
鈴神(プロフ) - 豹連さん» そんなこと言って頂けるなんて嬉しいです！老人は原作では円堂くんに色々ヒントをくれてた人です(*´ω`*) 誰なのかは後々わかります！是非愛読して頂けると嬉しいです〜！ (2020年4月4日 13時) (レス) id: 06d77448cb (このIDを非表示/違反報告)
豹連 - めっちゃ面白いです！しかもフィディオの小説なんて神ですよ！最後に出てきた老人って誰っ！！更新頑張って下さい、楽しみにしています♪ (2020年4月4日 12時) (レス) id: 32963e04a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴神 | 作成日時：2020年3月25日 14時
