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うぇ……気持ち悪い。
気持ち悪さもだんだん抜けてきて、意識もハッキリしてきた。
見えるのは……知らない天井と知らない顔
「カァイイ！名前は?!名前はなんて言うんですか?!」
「ちょっと黙ってろ」
『……ここ、どこ』
かすかに喉に残る気持ち悪さを抑えながら起き上がると、バーの様なカウンターが見えた。
……？バー？ほんとにどこ？
「お、お目覚めか」
『荼毘さん……ここどこですか、なに勝手に連れ去ってるんですか』
「俺らのアジトだよ」
うちのリーダーにお前のこと紹介したいと思ってなァと口角を上げる荼毘。
ああ……すごく面倒なことに巻き込まれたのかもしれない。
「……お前、名前は」
顔に手を付けた人にそう聞かれる。
さっきから視界の隅に写ってはいたがハッキリ見ると中々に………
「ハァ………自分の名前ぐらい言えるだろ。こいつも荼毘と同じかよ」
「オイオイリーダー。こいつの面見ろよ。ビビってんだよ。
気持ち分かるぜェA。俺も直接見たとき「気色わりー」って思ったからな」
そういい私の肩に手を回しニヤける荼毘。
不機嫌そうに首をかく顔に手を付けた人
「……もう一度聞く。名前は」
『………あなた、大人ですよね。人に名前聞く前にまず自分から名乗るって知りませんか』
何が何だがわからないパニックと恐怖で頭がこんがらがりつい言ってしまった。
やべ、と思っても口に出したものは戻せない
相手がもっと不機嫌になった。
「ククッ……A、お前結構肝座ってんのな。最高だよ」
笑う荼毘。
「チッ………死柄木弔。ここのリーダー。で、あんたは」
死柄木さんがダルそうに答える。舌打ち聞こえてますよ
3回目となるこの質問。
流石に答えなくては
「癒月Aです」
「……個性は」
「治癒です」
淡々と出される質問に答えていく。
面接かよ。どうしよう「あなたがここに来てなにか成し遂げたい目標とかある？」って聞かれたら。
「ヒーラーか……悪くない」
彼が手の下でニイッと笑った気がした
「だから連れてきたんだよ」
『すみません荼毘さん……状況が読めないです』
ここまで質問に答えたのはいいものの、なにを目的とする面接なのかがわからない。
そんな私に向かって死柄木さんが口を開く
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素因数分解(プロフ) - やくまるさん» やくまるさんコメント、そして応援ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年8月12日 0時) (
レス) id: 98917b6f0c (このIDを非表示/違反報告)
やくまる(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張って下さい、応援してます‼︎ (2022年8月11日 14時) (レス) @page1 id: 3d969762ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：素因数分解 | 作成日時：2022年8月7日 20時
