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「ほれ、お前の武器」
次の日、バーカウンターの上に置かれた物を指差し言う死柄木さんの姿があった。
『……え？』
「なんだよ、欲しかったんだろ？武器」
『いや言いましたけど……こんなすぐ出来るもんなんですか……？？？』
「俺らはいい奴と付き合いがあるんだよ」
とりあえず手にとってみろ、と催促されるので持ってみた。
武器、日本刀のような形をした刀状の武器だ。
近距離武器か……。
「出来れば後衛武器が良かったんだがな……そんなにはうまく行かないみたいだ」
『でも、これでみんなと戦えるんですか？！』
「バカ言え、すぐには無理だ。まずは簡単な任務をこなして、俺が認めたら連れて行ってやる」
そんなぁ……と落ち込んでしまったがよく考えればそうだ。慣れてない武器を持った私が戦場に立ったところで役に立つわけない。なんなら足引っ張っちゃうよ。
スッと刀を仕舞うと後ろから荼毘くんが出てきた。
「近接武器……ねぇ。俺と同じ前衛かよ……。俺の炎に巻き込まれて死ぬなよ」
『多少の火傷なら自分で治せるよ』
フフっと笑ってもう一度自分の武器を見つめた。
今日から、私の相棒。よろしくね。
(荼毘くん、炎当てないでね。あれ結構治すの難しいんだから)
(じゃあ近付くなよ。俺に近づくと火傷するぜ……？)
(誰だこの厨ニ)
(なんだこのヒーロー気取り)
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素因数分解(プロフ) - やくまるさん» やくまるさんコメント、そして応援ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年8月12日 0時) (
レス) id: 98917b6f0c (このIDを非表示/違反報告)
やくまる(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張って下さい、応援してます‼︎ (2022年8月11日 14時) (レス) @page1 id: 3d969762ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：素因数分解 | 作成日時：2022年8月7日 20時
