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私は榊と話ながら美味しく料理を味わっていた
いつも外食なんてしないし、またには自分ちのシェフ以外が作るご飯もいいなと思った。
お皿に乗っているミートパスタがもうすぐ無くなるという頃、榊に声をかけられた。
「あ、お嬢ミートソース付いてるよ」
『嘘、どこ』
紙ナプキンで吹き取ろうとしたが、丁度それがきれていたようだ。なんてことだ。
汚れるから嫌だが、素手で拭うことにした。
ここかな？と口の周りを触っていくも見当違いな場所らしく榊に違う、違うと言われる。
ぐぬぬぬ…分からない、本当についてるの？
「ほら、ここだっての」
榊の細くて長い指が私の口元を拭う。
榊の指先についた真っ赤なミートソースは、ゆっくりと彼の口に運ばれていった。
……？？？？？
「あ、んまいねこれ。あとで俺も食べようかな〜」
榊は突然の出来事に頭が追いつかない私を置いて、るんるんでスイーツを口に入れていく。
いやいやいや、口に入ってないとはいえ口のはたについてたソースだよ？四捨五入すれば間接キスでは？
気にして頭の中がぐるぐるになっている私と全く気にしてない榊。
やっぱり意識してるの私だけじゃん……
「ん？どしたこっち見て。あ、これ食べたいの？1口いる？」
私の前にフォークに刺さったロールケーキが差し出される。
ウワッッッガチの間接キスだ、榊は気にしないんだ。もしかして他の子にもしてるの…？
『え、あー、じゃあ貰おうかな』
私は少し迷ったが貰えるものは貰っておこうの精神で育ったため受け取る。
ロールケーキは外側が少しパリパリしていて(茶色だからキャラメルとかかな？)中にはクリームと……プリン？
どちらもふわふわのスポンジと相性が良く、いっぱい食べれてしまいそうだ。
『美味しいね、これプリン？』
「あーなんかプリンロールって書いてあった気がする」
『……プリンあるのにプリンロールも取ってきたの？』
「ん？いーだろ別に。それにプリンとプリンロールは別ですぅ〜」
ラストの一切れを飲み込むとお盆を持って立ち上がる。
「俺は次の分取りに行くけどお嬢は？」
『じゃあ一緒に行く』
私もパスタをクルクル巻き付けて口に入れて立ち上がる。
「口に入れたまま歩くなよ」と言われた。大袈裟にパスタを飲み込むと何故か呆れた顔をされた。
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素因数分解(プロフ) - れこさん» れこさんコメントありがとうございます！好きだと言って貰えてとても嬉しいです🫶🏻頑張ります💪 (5月2日 20時) (
レス) id: fdb1d0b9e2 (このIDを非表示/違反報告)
れこ(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉本当に素因数分解さんのお話が好きです😌次作でも頑張って下さい! (5月2日 19時) (レス) @page42 id: fc4b70d152 (このIDを非表示/違反報告)
素因数分解(プロフ) - なゆさん» なゆさんコメントありがとうございます！何回と見返して貰えるの嬉しいです🫶🏻 (4月29日 18時) (レス) id: fdb1d0b9e2 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - after episodeまっっっじで良かったですいや全部大好きなんですけど、見返してまた何回も楽しめるの最高ですね？？？？ありがとうございます、、ありがとうございます、、、、、 (4月29日 14時) (レス) id: aa25249e34 (このIDを非表示/違反報告)
素因数分解(プロフ) - りーたんさん» りーたんさん嬉しいお言葉ありがとうございます🥳✨ (4月29日 14時) (レス) @page37 id: fdb1d0b9e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：素因数分解 | 作成日時：2024年3月22日 14時
