5＋1

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ドライブを堪能した俺たちは、少しお酒を買っていよいよこーちの家へ。


リビングはとても綺麗に掃除されていて、テーブルにはラップのかかった美味しそうな料理が並んでいる。




もうこれは奥さんじゃん.............。

この、チーズたっぷりグラタンは.........？俺がチーズ好きだからとかだったりする.........？？、


高｢ほーら、突っ立ってないで！手洗ってきな！｣


ジ｢こ〜ちぃ〜〜〜！！｣


俺に膝カックンしてケラケラ笑っているこーち。

この空気感。なんかいいなぁ。









こーちの手料理をお腹いっぱいいただいて。もちろん写真もいっぱい撮って。


俺たちはソファーに移動して改めて乾杯することにした。

こーちはあまり強くないみたいだから、ちょっぴりね。



こういう時、俺はどんな相手でも無自覚にメンバーの話をしがち。今日も気づいたらこーちにLIVEの映像を見せてしまっていた。


俺ってば、アイツらにはこーちのこと知られたくなかったのに、こーちには自慢しちゃうのね。


こーちはアイドルどころか、芸能界にとても疎いみたいだけど、俺らの活動に対しては関心を持ってくれているようで嬉しかった。


酒が回っているからか、ふわふわとした笑顔と口調で｢みんなかっこいいねぇ｣｢ジェシーって、ライブだとこんな顔するんだぁ｣と褒めてくれる。

俺の顔がどんどん熱くなっていくのを感じたけれど、きっとこれは酒のせいじゃない。



その後もとろんとした瞳で映像を眺めていたこーちが、｢あっ｣と突然声をあげた。



ジ｢どうしたの？｣


高｢この人って.......松村北斗くんだよねぇ｣


ジ｢うん、そう！俳優業も結構やってるから.....みたことあった？｣


高｢んー.......


多分なんだけど。10年くらい前に、家に泊めたことあるんだよねぇ.....覚えてるかなぁ｣




ジ｢.................えっ？｣



俺の酔いが急激に冷めていくのを感じた。

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