7話 ページ7
シルクside
シルク｢じゃあ…A｣
｢うん｣
＿＿＿＿これが一目惚れだって気づくのには時間がかかった。
…まさか、年下の女の子に一目惚れなんて。
俺らしくねぇ。
そう思ったけど、ふと隣を見て、そのぱっちりした黒い目とぶつかると、もう引き込まれそうで。
｢…なんか、ぼーっとしてない？｣
シルク｢…あ、ぁあ。まぁ｣
俺って結構人見知りじゃないし、人のペースに巻き込まれることって無いんだけどなぁ。
Aの前だと、どうも上手くいかなかった。
＿＿＿＿こんなことは、初めてかもしれない。
．
＿＿＿＿｢シルクってお兄…あ、マサイくんと1番仲良い？｣
Aから俺にした最初の質問。
やっぱりマサイのことだった。
シルク｢まあ、そうかも｣
｢普段のマサイくんってどんな感じなの？｣
シルク｢Aに対しては甘いけど、俺らに対してはスゲェ冷てーから 笑｣
正直に答えると、Aは｢そっか｣と言いながら、少し頬を赤らめて俯いた。
…めっちゃ好きなんだな。マサイのこと。
って思うと同時に、凄い胸が痛くなって。
…俺もAのこと好きになっちゃったのかなー。
って薄々気づいたけど、
…やっぱ違うか。
って気づかないフリをした。
シルク｢いつまでここに住むの、Aは｣
｢えっと……分からない 笑｣
慌てて気を紛らすために別の質問をした。
…分からないって。
あのマサイが珍しく無計画にAをこの家に呼んだのか。
そんだけ慌ててまで、家を出なくちゃいけない理由があったから？
…まあ、仮にもしそうだとしても、今の段階じゃ聞けねーし。
シルク｢ふーん｣
ってテキトーに返事をした。
｢シルクはこのマンションに住んでるんだっけ｣
シルク｢そう、305｣
｢305号室…今度行ってもいい？ この辺に友達いないし｣
思わぬ返事にドキッ！！とする俺。
人見知りだって勝手に偏見を持ってたけど、コイツ意外と平気なんだ…。とも思った。
普通男の家に 行ってもいい？ なんて言う？って思ったけど、
よく考えたら、Aにとって俺は、
＿＿＿＿好きな人の友達 でしか無かったから。
都合が良い生き物 でしか無かったから。
シルク｢おう、いつでも来ーい。待ってるぞ｣
｢本当に？ありがとう｣
その笑顔に見惚れてると、向こうから｢シルクー｣と誰かが俺を呼んで。
俺はイヤイヤ、その部屋を｢またな｣って言いながら出ていった。
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名無し56489号(プロフ) - いつ更新するのか…好きすぎてほんとやばい (2018年9月6日 13時) (
レス) id: b44e30921c (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - 遅いよおおおおおおおおお (2018年3月31日 20時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - 更新遅くない？大丈夫？ (2018年3月30日 7時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
ウホホッ///// - いつ更新するんや…好きすぎてヤババ (2018年3月28日 10時) (レス) id: 143626bbf8 (このIDを非表示/違反報告)
なたで胡子 - ｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞｧﾞ好きだ〜〜〜！！！！！gray22さんのほんと好きだ〜〜！！ (2017年4月3日 0時) (レス) id: 6e823ee613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gray22
| 作成日時：2017年3月24日 15時
