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17話 ページ25
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…何これ。
回答のほとんどが思い当たる。
私の記憶に残っていることばかりだった。
私が見るって分かってて、答えたんだとしたら…
色々なことを考えてしまって落ち着かないでいると、ピコン とパソコンに通知が来て、写真が転送されたことを知らせる。
胸がザワザワして落ち着かなかった。
フォルダを開くと、そのザワザワの原因が的中。
心臓を鷲掴みにされた感覚だった。
写真の中のあなたは、自転車に跨がって笑っていたり、ブランコに乗って優しい顔でこっちを見つめていたり、ブランコの前にしゃがんでいたり。
最終的には、交差点で照れたように笑ってて。
あの頃を再現するために暗くなってから撮影したいと言ったのだろうか。
自転車の後ろに乗ったのも、猛スピードで風を感じたのも、ブランコに乗ったのも、2時まで話したのも、交差点で初めてキスをしたのも…どれも鮮明に思い出せる。
懐かしくて、少し照れくさくて、嬉しい…
これは私と同じ気持ちだと思ってもいいのだろうか。
だけど、私をからかっているだけ という可能性もありえる。
それでも私は、きっと都合よく捉えてしまう。
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作者名：はしご | 作成日時：2020年8月31日 0時
