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6話 ページ14
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「好評やったんやって？」
「うん、おかげさまで」
ニヤニヤと嬉しそうに、また私の目の前に座る。
「これは次回も楽しみやなぁ」
「今回の評判もよければね」
「いい波乗ってっからなぁ俺ら」
言った後に自分で笑ってる。
「恥ずかしくなるなら言わなきゃいいのに」
「はぁっ！？別に恥ずかしくないし！！」
「はいはい」
「なんやねん、恥ずかしくねぇからあ！」
以前と同じように接せられてる。
友達に戻れてる。
私が考えさえしなければ大丈夫。
「以上です。ありがとうございました」
「おう、あざっしたぁ。次流星やろ？」
「えっと次は…うん、そうだね」
「呼んでくるわ〜」
「いいの？ありがと」
「おー」
と伸びをしながら部屋を出て行くのを見て、ノートのページをめくった。
「あ、これお前が考えたんやろ？」
「へっ、」
「なんやそのマヌケな声は」
「だって、急に声かけるから」
部屋から出て行ったはずが、わざわざ衣装のことを言いに戻って来たらしい。
「メンバーの衣装も見たけど、みんなよお似合うてたで」
「…ほんと？よかった」
優しい表情と声と言葉に胸がいっぱいになった。
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作者名：はしご | 作成日時：2020年8月31日 0時
