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「次いつ家来てくれるん?」

「んー、そろそろ残業増えるんだよね」

「え、なんで?」

「新作のプロジェクトが始まるの」

「俺より遅なんの?」

「望より遅くはならないと思うけど、ご飯作っても遅い時間になっちゃう」

「それでもええやん、来てや」



望は少し眉を下げてそう言うけど、実を言えば私がちょっと面倒…だったりする

残業した後にご飯を作ったり掃除したら倍疲れるから







「俺飢えてまうやーーん」

「この期間はごめんだけど、」

「寂しいやーーん」

「LINEしてくれたら返せる時返すよ?」

「声聞きたいねんけどー」

「えぇ、」

「鬼電するけどー」

「それは電源切る」

「…あ、じゃあ俺ん家に住めばええやん」

「はぁ、?」



望はこうやってたまに爆弾みたいな発言を落としてくるから油断ならない







「その期間だけでもさぁ」

「いやいや、それはないから」

「Aが来てくれんかったら俺ここ来るけど」



それも困るんだけど…







2人とも立派な大人なわけで、やましいことがないにしろあまりよろしくはない







「どっちにする?」

「どっちも却下」

「俺Aおらんと死んでまう」

「それは大袈裟」

「ほんまやで、死ぬで?」



そんなあっけらかんとした顔で言われても説得力ないんですけど







「おーねーがーいー!Aーーー!なぁーあーー」

「……分かった。ストック切れたらちゃんと今まで通り作りに行く」



こうなると言うこと聞かないし、私が残業後頑張ればいい話だもんね…







望は両手を上にあげて喜んでる

この笑顔見たら、仕方ないって思っちゃうの何でなの…







「食べ盛りやからストックすぐ切れるで?」

「だからそれは考えて食べてよ」







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作者名:はしご | 作成日時:2020年7月6日 19時

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