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良い・我妻善逸 ページ5

「はあああ今日も可愛いなああ」


そう思うでしょ?と顔でこちらを見てくる男
我妻善逸。


「あんたと違ってね」


彼は今炭治郎の妹、禰豆子ちゃんに夢中


そして私はそんな彼が好き


「夜のお花畑がこんなに似合う女の子いるかな!?
いないよねえ」


炭治郎とお花畑で遊ぶ禰豆子ちゃん
確かに目鼻立ちが整っていて美人で優しく可愛らしい彼女が私も好き

だけどやっぱり私だって頑張っているんだから
禰豆子ちゃんほど可愛くはないし善逸に優しくも出来ないけど

善逸を好きな気持ちは負けないのに


「あ、そうだ!!」


そう言ってどこかに走って行く彼。
だんだん見えなくなる。


「はあ…もう…」


夜の風に消されていく私のため息
ストンと音を立ててその場に座り込んだ


「なにしてんだ?」


「わあっっ!!
なんだ伊之助か…びっくりした」


「お前ずっと紋逸のこと見てるよな!!」


「善逸ね…」


この鈍感猪にも分かるほど見てるのか私は
恥ずかしいなほんとうに


「紋逸もお前の事見てるけどな!!」


「だから善逸…って…私の事見てる?」


「見てるぞ!俺は山の王だからわかるぜ!!」


絶対嘘だわ…
善逸が見てるのは禰豆子ちゃんであって私ではないから。それは私が一番分かってる。

もう一度出そうになったため息を抑えた時
ふわっと花の香りが頭の上で広がった


「やっぱり!!
Aは似合うと思ったんだ」


「え?」


「おい!!これなんだ!?」


伊之助が私の頭に手を伸ばす


「おい!やめろよ!
これは俺がAに作ったんだ!」


その手をぺちっと叩く善逸
伊之助はムッとして炭治郎のとこに走っていった


「行っちゃった」


小さく呟くと耳の良い善逸には聞こえたみたいで
私の隣にスッと座って


「伊之助が…良い?」


なんて言うから


「私は…」


善逸が良い。って言おうとしたのに
それは善逸の手によって口を防がれた


「お、俺は頼りないし弱いしすぐ泣くけど

Aを守りたい」


「え?それって…」


「好きだよ」


真っ赤な顔でそう言うから
私も真っ赤になる


「禰豆子ちゃんじゃなくて?」


誤魔化すように言うと


「禰豆子ちゃんは可愛いけど
一番守りたいのはAだけなんだ…」


なんて自信無さそうに言うから


「私も好き」


って言っちゃうんだよ。


「ほんと!?ほんとに!?
俺でいいの!?
嫌われてないの!?」


「嫌いじゃないし
善逸が良い」


幸せそうな顔で気絶するとこも好き







end.

死・煉獄杏寿郎→←鬼と愛・ 猗窩座



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美桜 - 話好きです。続けて下さい。更新頑張って下さい。 (2019年3月2日 20時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ファルル(プロフ) - 竈門炭治郎ですよ!門が抜けています (2018年8月8日 0時) (レス) id: 75508b9973 (このIDを非表示/違反報告)
たごちゃん(プロフ) - 涙が止まらないです。切なくて。すごく心動かされました。ありがとうございます。 (2018年7月7日 0時) (レス) id: dffad2ad26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:enen♪ | 作成日時:2017年7月20日 17時

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