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好き・ 時透無一郎 ページ3

「ねえ、私のこと好き?」


春の日差しが私達の座る縁側をぽかぽかと温める
うとうとしながら私の肩にもたれかかる彼に聞くと


「は?」


ですよね…!


わかってたよわかってたの。
私達恋人同士になってからもう結構経つのに

一度も好きだと言われたことがない…。


付き合ってほしいって言ったのも私で
返事は「うん」だけ。

まさか遊ばれてるとか…??



相変わらずうとうとしながら私の肩に頭を置いて
そろそろ寝そうな彼。時透無一郎。

私よりも年下だもんね。
若い子のほうがいいよね…。

泣きそう…



「…っ…ぐす」



「?」



私が鼻をすすった音で起き上がった無一郎くん。

じーっと見てくる、



「泣いてるの?」



「え?」



鼻すすっただけです、、

と言おうと思ったその時

無一郎くんの顔がずいっと近づいてきて
唇と唇が優しく触れた。

すっと離れていく彼の顔を見ると真っ赤で
私の顔もだんだんと熱くなっていくのがわかった



「好きじゃなかったら隣にいないでしょ」



真っ赤な顔でそう言われると
恥ずかしさより嬉しさが勝って


思わず飛びついてしまった



「わあっ」


びっくりした無一郎くんの声が可愛すぎる
可愛い好き大好き。


「もう可愛すぎる好きよ好き大好き!!」


ぎゅうっと抱きつくと引き離された…
泣きそうよほんと。


「頭悪いの?俺が可愛いわけないでしょ」


普段自分のことを僕と言う彼のたまに出てくる俺はかっこよすぎて好きなのよ私。


「そうだよねごめんね
無一郎くんはかっこいいよ」


「はあ…本当に頭が悪いね」


無一郎くんの言葉がよくわからなくて
首を傾げると

また接吻されたから恥ずかしくて
私の顔はきっと真っ赤。


「Aは思った事言いすぎだよ
話通じないし

だけどそうゆうとこが一緒にいて楽しいのかもね」


嬉しすぎて泣きそうになった

いつも冷たい彼が初めて見せてくれた本音が
なによりも嬉しくて


「好き」


もう何度目だろうかというほど伝えた言葉



「僕も好きだよ」



重なる2人の影が幸せの証






end.

鬼と愛・ 猗窩座→←鬼・ 竈門炭治郎



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美桜 - 話好きです。続けて下さい。更新頑張って下さい。 (2019年3月2日 20時) (レス) id: 87339a530e (このIDを非表示/違反報告)
ファルル(プロフ) - 竈門炭治郎ですよ!門が抜けています (2018年8月8日 0時) (レス) id: 75508b9973 (このIDを非表示/違反報告)
たごちゃん(プロフ) - 涙が止まらないです。切なくて。すごく心動かされました。ありがとうございます。 (2018年7月7日 0時) (レス) id: dffad2ad26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:enen♪ | 作成日時:2017年7月20日 17時

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