近界民って案外近くに居る【ワールドトリガー】 (ページ10)

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「出来たぞ。和風ハンバーグ定食」

「流石、Aちゃん……輝いて見えるよ」

「どうやったら、こんな料理が作れるのか？いっそのこと料理人になっても大丈夫だな」

「ムカつくわね…」

「へへん！しおりちゃんと烏丸さんに言われると嬉しいですな」

「私だけ嬉しくないの！？」

「だって、褒めてくれてないからな」

「ぐっ…」

意地でも言わない小南を見ると、少し面白い

小南は可愛いからモテるとは思うが…それは、外見だけなんだよな

と、失礼なことを考えながら作ったハンバーグを口に運ぶ。

迅さんとレイジさんが居ないのは残念だが…みんなで、食べるのは楽しいな

「にしても、また自分で改造したのか？」

「うむ。その所為で怒られましたけど」

「三輪くんにでしょ？」

「しおりちゃんはよく分かってるな。その通り、秀次だ。１時間も言われて疲れた」

「馬鹿ね、なんで改造するのよ。」

「私たちの言える事じゃないですけどね」

「え？だって、楽しいからな。強くなるために考えるのは」

「Aってそういうとこだけは、賢いよな」

「頭を使うのは、余り好きじゃないですからな」

「勿体ないなぁ‥使えば、頭は良いと思うんだけど」

勿体なくても、使うのは疲れる

だから余り授業は聞いてない

ハンバーグの最後の一口を食べて、みそ汁を飲む。

……少し、おかずが足りなかったな

「ずっと、言わなかったけど‥Aって目が悪かったか」

「両目ともにＡです」

「じゃあなんで眼鏡かけてんのよ？」

「しおりちゃんが眼鏡人口増やしたいって言ってたからつけた」

「えへへ」

　