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「三雲のコト、知りたいのか？秀次」
「……やっぱり、お見通しか。」
「私のサイドエフェクトはよく使えるからな。」
「知り合った奴のサイドエフェクトを使えるようになるとか、バケモノだろ。」
「…確かにな。」
夜の冷たい風が私たちの間を通る。
ふいっと私から顔を背けて
秀次は小さく「冗談だ」と呟いた。
「…ホントのことだ。」
「……悪い。」
「気にしなくて良い。
私はバケモノでも、秀次たちが居てくれれば
それで幸せだ。」
笑顔を向けると照れくさそうに
秀次も笑ってくれた。
バケモノのようなサイドエフェクトを持っている理由は
ただ、トリオンが大きいから。
たぶん、私が一番トリオンがある。
「親も失って、ボーダーで育てられた私は、
お前らと一緒に帰れるようになって
人間感情を少しでも分かれて
大切だと思える人たちがたくさん居るんだ」
「……。」
「秀次たちが、世界で一番大切なんだ。
自分の命よりも、ずっと。」
そんな私の頭を撫でて
「ありがと」と少し先を歩く秀次。
私はお前たちの為ならば
命だって捨てられる。
続く (更新停止中)
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米つきウサギ(プロフ) - 夢主ちゃんが不思議過ぎてカワユス。(^^) (2015年6月14日 21時) (
レス) id: 5c253c4002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神依琉
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/kam
作成日時：2014年12月14日 20時
