ARS・・・〜都市伝説の恐怖〜　

４：JUNGLE：　　 ページ4

かなり有名な話であるが、一昔前、深夜に「JUNGLE」というCMがあった。

そのCMは2種類あり、一つは、心臓の鼓動と共にハートが溶けてボロボロになってしまうもの。

もう一つは、男性の不気味な合唱が流れており、人の形をした紙人形の後ろに炎がゆらめいてるもの。

前者は「ｴｲｽﾞ患者を侮蔑している」、後者は「原爆被害者を侮蔑している」
とクレームがあり、短期間で放送は終了した。

前者のボロボロに溶けたハートの影をなぞると「AIDS」と書いてあり、後者の男性の合唱の後ろで「ざまあみろ」と呟いているのが確認できる。

制作者側にはどのような意図があったのだろうか？
そして、何を伝えたかったのか・・・？

語り手『松本潤』
　


昔、小津夢と言う女と、築地と言う男が居た。
その２人は同居していて、ある日、小津夢が皿を割ってしまった。
それに気付いた築地。築地はほんの些細な事に対しても腹を立ててしまう体質だったので、「お前はもう家に入るな！」と言い、家の外へ小津夢を追い出してしまった。もちろん、中から鍵を掛けて。
初めの内は、「助けて下さい・・・築地様・・・」と嘆いていた。
が、その体力も無くなり、ある日、小津夢は死んでしまった。
築地は、死因を病死と遂げた。そして、３年立った。
ある日、築地は獣の様な視線を、寝る時に感じた。
窓を開けて、外を見ていると、小津夢の無残な姿が見えた。
逃げようとすると、小津夢はこう言った。

───ナンデェ？アナタノセイジャナイ───

その後、築地は、原因不明の死を遂げた。

語り手『大野智』

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