【wrwrd!】超ド定番な展開でワロス【男主】

6、先輩www ページ6

ショッピside



そんなわけない。

アホで、優しくて、お人好しな先輩。
A先輩。

信じるかどうかは分からないが、前世で信用しなかったこと…俺を守ってくれたこと。

それを、今世でずっとずっと悩んできた。

ごめんなさい、ごめんなさいって。

そんな先輩が、いるはずのない先輩が目の前に居たため、

つい、腕を引いて声をかけてしまった。


「……すみません」


何やってるんだ俺は。

俺が前世の記憶を持っているだけでも奇跡に近い。

なのに、都合良く謝りたい先輩も覚えている、なんて世の中は甘くない。

手を離そうとすると、逆に先輩が俺の離そうとした手を掴んで


「ショッピくん？」


きょとん、と俺の名を呼んだ。

俺は自己紹介もしてないし、何より初対面。

名前を知ってるはずがない。
とすると、一つ、可能性が出てくる。

たまたま名前を知っていたのかもしれない。

けれど、俺は、わずかな望みにかけたくて。

声が震えつつも、俺のことを分かるのか聞いてみた。

すると、冷めた目で見つめてきた。

やっぱり知らな＿＿


「……まあ俺の可愛い可愛い後輩だからな！」


そう言って、ヘルメットを取って頭を撫でてきた。

その感触は前世のものそのもので。
ツラくて悲しくて色んな感情がごっちゃになる。

すると、A先輩の隣にいた黒髪の人が去っていく。
先輩はそれを引き留めることもなく、俺を先輩の部屋へと連れてった。

7、分からんwww→←5、アホだなwww

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