１０話 五条悟 ページ11
「えっ」
なぜばれた？？？みたいな顔してたら、だよねー、って言われてもっとびっくりした
「ていうか恵ボロボロだね。二年のみんなに見せよーっと」
そう言って、カメラを連射している
本当になんだこの人？？？
「で、見つかった？」
「……」
あれ、特級呪物って、さっき悠仁が食べたやつじゃ……
「あのー、ごめん、俺それ食べちゃった」
「……マジ？」
「「マジ」」
伏黒と悠仁の声が重なる
そして、五条さんは、悠仁に近づいていく
「んー？」
「ホントだ、混じってるよ。ウケる」
え、ほんとに悠仁なにかと混じってんの？？
「体に異常は？」
「特に……」
「宿儺と変われるかい？」
「「宿儺？」」
「君が食った呪いだよ。あと君、術師なのにわかってなかったんだね」
そう言って、私を見る五条さん
親が早くに逝っちゃったから、教えてくれる人がいなかったんだよ、という言葉をこめて彼を見る
「多分できると思うけど」
「じゃあ10秒だ。10秒たったら戻っておいで」
そう言って、準備体操(？)を始める五条さん
え、あれと戦う気？？
「でも……」
悠仁も同じことを思ったらしい
「大丈夫。僕最強だから」
「恵、これ持ってて」
そう言って、手に持っていた紙袋を投げ渡す自称最強さん
ふざけてみたかったんだ、五条先生推しの人ごめんね(メタ)
「これは？」
「喜久福」
「……」
伏黒が黙っちゃってるよ
「ちなみに、僕のおすすめはずんだ生クリーム味！」
この人土産買ってからきやがった……！っていう顔をしている伏黒に、「土産じゃない。僕が帰りの新幹線で食べるんだ」という五条さん
大人げない……
そんな会話をしているうちに、後ろから宿儺が襲い掛かって来た
「なっ」
「後ろ！！」
それを難なくよける五条さん
え、ほんとに最強だったんだ
「生徒の前なんでねぇ、かっこつけさせて貰うよ」
あ、やっぱり伏黒はこの人の生徒なんだ
五条さんは、宿儺の背後に回り、なんと投げてしまった
でも、宿儺は余裕っぽい
「まったく、いつの時代でも厄介なものだなァ、」
「呪術師は！」
う、腕を振っただけで、床をぶっ壊しやがった……
明らかに化け物
こんなのが悠仁についてるなんて……
「だからどうという話でもないが」
「７、８」
「……！」
「そろそろかな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 46人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天泉(あまみ) | 作成日時：2022年5月27日 22時
