【wrwrd】ここの料理は超不味い【男主】 (ページ27)

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▽ 入軍試験ページ27

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「今から入軍試験を行う。」

そう総統閣下に言われたのが数時間前。

「よろしくお願いします。」

そう言う茶髪の彼が目の前に居るのは現在。

今は闘技場？のようなところに居る。

なぜ俺が軍に入る経緯に至ったのか。俺はそれを考え続け、前もって調べた我々国の情報を一つ思い出した。

それは、現在の幹部は全員総統が引き込んだものだと言う。おまけに一般軍に入れずに一気に幹部へ。

その謎の勧誘体制に皆は勿論総統閣下へ問い詰めたが、今まで引き込んだ幹部は全員しっかりとした実力を持っていた。

だから皆総統閣下の目を信じて、誰かが引き込まれたときは「まぁいんじゃね？どうせ強いんだろ。」的な感じで終わらす。

そう言った自由奔放かつ、団結力が凄まじいところが我々国の凄味である、という情報だ。

しかし、

生涯生きてきて俺戦ったことないです……。

「俺、ショッピっす。」

俺より身長が低い彼は、俺のそんな気持ちも知らずに淡々と述べる。

塩顔イケメンだね。クールな。羨ましい。

彼はゴムナイフをくるくると回して言った。

「このゴムナイフを先に急所に当てたら勝ちっす。」

わぁものすごくシンプル。周りの幹部様数名や一般兵士様方は面白いものを見るような目で見てくる。

んだよ見せもんじゃねぇぞ。

すみません。

というか俺コック服のままなんですけど。ゴムナイフ渡されても困るんですけど。