4 話 ページ5
スタッ
シュンくんは山の木々が拓けた場所に私を降ろした。
「...ありがとう。」
不思議だけど、助けてもらったしお礼は言ったほうがいいよね。
「どういたしまして。」
そう言って笑った顔が、すごく素敵だと思った。
「危ないから帰りな。」
急に言われた。
そんなこと言われても家出したばっかりだし。
「...家出したから帰りたくない。」
「...そっか。嫌なことがあったんだね......でも、私は君の味方だよ。」
「...!」
なんて、優しい人なんだろう。
会ったばかりの私にそんな...
「君の名前は?」
「...A。」
「いい名前だね。」
私の名前っていいんだ...
自分で思ったことなかった。
「...Aは帰りたくなくても、帰りなさい。家族と仲直りするんだ。」
「...え〜」
またお母さんのところに戻って、前みたいな生活をするのは絶対に嫌なのに。
「...Aのこと、きっと心配してるぞ。家まで送っていってあげるから。」
「........分かった。」
「いい子だ。」
私めっちゃ子扱いされてるんですけど。
でも、それをなんだか心地よく感じるのは気のせいかな?
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美月(プロフ) - TTRさん» よかった!頑張ってください。 (2018年3月11日 5時) (レス) id: 8639838cd3 (このIDを非表示/違反報告)
TTR(プロフ) - 美月さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2018年3月10日 22時) (レス) id: 7ecb9e6c11 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 今はこの名前で活動してません。綺夜音という名前です。 (2018年3月10日 20時) (レス) id: 8639838cd3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 一人は、あなたの小説の良さを理解し、評価した人も居るってことです。大丈夫。私も、すごいと思うし、感動しましたから。更新、お互い頑張りましょうね。 (2018年3月10日 20時) (レス) id: 8639838cd3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - こんにちは!低評価、悔しいし悲しいですよね。私も今それに悩んでいるので、共感できます。けれど、安心してください。6点ってことは、全員が低評価ではありません! (2018年3月10日 20時) (レス) id: 8639838cd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:TTR | 作成日時:2018年2月20日 18時