65 mm ページ17
目黒side
田｢お｣
目｢ああ｣
校門前で樹と目が合って、流れで隣に来た。
目｢……あれ成功したの？｣
田｢？｣
目｢告白｣
田｢…あー｣
急なデレ顔。
もう聞かなくても分かる。
目｢そんな可愛い？｣
田｢あったりまえでしょ、これで年上ってのがまた味噌なんだよなぁ！｣
目｢…大学生！？｣
お前も……！
田｢は？教師だよ、きょも｣
目｢きょも！！！？｣
______________________________
森｢知らなかったの？｣
向｢変なのー｣
目｢何で？？？｣
いつの間に周知の事実になった。
代走の見返りとして康二にあげた大量の貢ぎ物(お菓子)を4人で囲む。
向｢てか知らんくても察するやろ｣
田｢他クラスとはいえなぁ｣
100歩譲って慎太郎は分かる、何で康二まで知ってんだ。
目｢俺は俺で必死だったんだよ｣
森｢あ必死といえば受験ですね、というわけで｣
向｢話の替え方が雑ぅ｣
キャベ○太郎を頬張る慎太郎が紙を出した。
森｢模試どうだった？｣
明後日を向く樹。
バーコードの番号を数え出す康二。
言わずもがな、俺同じく。
田｢何て残酷なことを！｣
向｢ざぁーんーこぉくな天使のテーゼ｣
森｢まぁどーべぇから｣
慎太郎の手の紙には｢A判定｣の文字。
数週間前の俺の結果は何ランク下だっただろうか。
メンタルめちゃくちゃだったのもあるけど、前回は本当に酷かった。
親にもこーち先生にも怒られた。
向｢いや、巻き返ししていくで｣
田｢そうそう｣
森｢はは、気張れよもっとぉ｣
留年なんてしたら……
目｢死にそぅ…｣
向｢あっ屍や｣
浮かれてばかりいられない、まずは受験間近ってことを自覚しねぇと。
自主学習、この世で2番目くらいに嫌いな文字。
あんなことを思った今日の放課後、俺は塾に来た。
目｢…はぁ｣
建ち並ぶ駅ビルに組み込まれた塾、そのため階段を目指す。
…しかし登る直前、
見覚えある背中が1Fの本屋から出てきた。
目｢………阿部くん？｣
阿｢！目黒｣
眼鏡をした阿部くんが、ひょいと振り返った。
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るん(プロフ) - はじめまして！めめだてが好きで、この作品に巡り合いました。切なくて、ドキドキして、どんどん続きが読みたくなります。こんなに素敵な作品に出会えて嬉しいです！またいつか、目黒くんが卒業した後のお話が読みたいなと、更新楽しみに待っています！ (2022年1月12日 1時) (
レス) id: afd921f300 (このIDを非表示/違反報告)
aytu(プロフ) - きょうはクリスマスです。急にこのお話思い出して、改めて読むと、やはりこのお話すごく好き！と思っていますね。＾＾いつも更新楽しみしています。 (2021年12月25日 21時) (レス) @page36 id: d8e0a6dc06 (このIDを非表示/違反報告)
かんかる - floveryさん 更新期間が空いてしまいすいません涙 この後dtさん視点でも書く機会を予定しているので、そちらも気長に待っていただければ…本当に遅くなってすみませんでした、コメントありがとうございます！！！ (2020年11月20日 16時) (レス) id: e59ae82cb4 (このIDを非表示/違反報告)
flovery(プロフ) - はじめまして！更新待ってました！しかもずっと気になってためめだて出会い編でとても嬉しかったです！今後のお話も楽しみにしています！ (2020年11月19日 22時) (レス) id: c3708e43a6 (このIDを非表示/違反報告)
かんかる - ajdugmtaさん 待っててくださり感無量です！！これからもお願いいたします…！ (2020年9月22日 10時) (レス) id: e59ae82cb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんかる | 作成日時：2020年5月14日 16時
