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宮舘side
その日は家に帰らず、センター街の時計台まで直行した。
予定より早く着いたな。
スマホを閉じて、何の気なしに空を見る。
渡｢え俺遅刻？｣
待ち合わせ時間通りに来た翔太をキョドらせてしまった。
そ、今日は翔太と買い物行くんだ。
______________________________
渡｢これいいじゃん！｣
宮｢おおーいいね｣
なかなか洒落たデザインの、ちょっと高めのサーフパンツを手にとり、2人でうーんと唸る。
翔太との買い物は大抵長引く。
どっちも洋服とか好きだからね。
渡｢あーあれは？｣
別の方向に身を向けたとき、
翔太が敷かれていたラグにつっかかった。
宮｢っと！｣
渡｢おわｯ｣
咄嗟に引き寄せる。
近くなった顔とぱっちり視線を合わせて翔太を伺った。
……痛かったとか、そーゆうのはなさそう。
宮｢怪我ない？｣
渡｢ごめん！へ、平気｣
翔太はすぐ体勢を直した。
…はしゃいでるみたいで馬鹿っぽい、と、嫌そうな顔で呟く。
そんなことないよ。
宮｢俺だってすごい楽しいよ｣
渡｢……気遣うな｣
宮｢そう思う？｣
渡｢ふんｯ｣
照れ屋だから、すぐ顔ごとそっぽ向かれた。
そのままその同じシリーズの柄違いを買って、休憩時間をとった。
宮｢旨ぁ…｣
渡｢久々に照抜きでタピ活したわー｣
宮｢照は見つけると毎回買うもんね｣
ここのタピオカは当たりだった。
目黒も好きなんだっけ、、来れたら連れて来よう。
宮｢そういや、｣
午前中の阿部の話を思い出した。
宮｢最近、佐久間変なとこある？｣
渡｢あいつはいつも変だろ｣
宮｢そーじゃなくて｣
話をそのままに伝えると、翔太はストローを咥えたままNOと首を振った。
渡｢知らない｣
宮｢だよね。
……心配なんだ？｣
渡｢別に、まあ、いや｣
佐久間には特にツンツンな翔太にしては否定が薄い。
向｢舘ちゃま！？｣
宮・渡｢！｣
突然、俺の背後から康二が現れた。
…急な知り合いの訪れが多い日だな。
渡｢学校は！？｣
向｢短縮授業やったんすよ！｣
宮｢1人？｣
向｢あーいや、｣
ラウールか…目黒かな？
康二が振り返った先には、
渡｢佐久間！？？｣
佐｢わあゆり組！｣
まさに噂をすれば、の佐久間がいた。
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かんかる - カッテージチーズさん ありがとうございます！そーなんですよ、めめだてマイナーですよねぇ泣 でも楽しんで頂けて嬉しいです！コメント励みになります、頑張ります！ (2020年5月5日 23時) (
レス) id: e59ae82cb4 (このIDを非表示/違反報告)
カッテージチーズ - いつも楽しく拝見させていただいてます!めめだてはあまりイメージが無かったのですがとても面白いお話だったのでハマっています!更新頑張って下さい。楽しみにしています!! (2020年5月5日 18時) (レス) id: 039c8dff31 (このIDを非表示/違反報告)
かんかる - ↓すいません！aytuさんですね汗 (2020年5月3日 22時) (レス) id: e59ae82cb4 (このIDを非表示/違反報告)
かんかる - ayutuさん わあ、私話の中軸が｢戻らない青春｣的な、細○守みたいな感じなんです笑読み取って下さる方が…！嬉しいです、ありがとうございます！ (2020年5月3日 22時) (レス) id: e59ae82cb4 (このIDを非表示/違反報告)
aytu(プロフ) - 大好きです！懐かしい青春を思い出して、感動しました（笑）これからも更新楽しみにしております！ありがとうございます！ (2020年5月3日 17時) (レス) id: f27aee443f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かんかる | 作成日時：2020年4月13日 0時
