失われた輝きを 3【fate×ヒロアカ】 (ページ7)

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番外編101話ページ7

緑谷side

剣「あっ轟！」

轟「なな何だ？」

剣城くんが目の前の席に座る未だに慣れていない轟くんに話しかける

案の定轟くんは分かりやすく動揺する

剣「いや、ただこっちの轟も蕎麦が好きなんだなって思ってさ！」

とても眩しい笑顔で言う剣城くん
うわスマイル眩し、偶々通りかかった生徒が定食のプレートひっくり返しちゃったよ

すると轟くんが震え始める

轟「剣城…お前は確かに剣城だ」

バッと顔を上げて変なことを言い始める

なんか吹っ切れてる？

轟「良かったら蕎麦食べるか？」

剣「いいのか？！」

轟くんの箸でチュルリと吸う剣城くんを僕と麗日さんは目を丸くして見ていた
な、なんか背徳感というか…これ僕ら見ていいの？

麗「ちょっと待ったぁ！！」

轟「どうした麗日」

思わず麗日さんが待ったをかける

麗「いや！前は男女だったからまだ許せたけど今回は流石にまずいでしょ！色々と！」

すると轟くんは何かを悟ったような顔で至極真剣に言う

轟「剣城は剣城だ。

俺はどんな剣城でもいける

例え剣城が男だろうとな」

剣「ありがとう？」

ドヤ顔でとんでもない主張をしてくる
待ってよ、このままだと本当に別の方向に行ってしまう

轟くんが新しい扉を開きかけたところで今日は終わり、次の日からはいつもの女子の剣城さんに戻った

麗「女子だー！女子の方のAやー！」

芦「男の時も良かったけどやっぱ女子が1番だわー！争いが起きずに最も平和！」

峰「女バンザーイ！！」

みんなに取り囲まれる剣城さんはちょっと苦笑して受け流していた、それでも轟くんが来るとその表情は変わる

轟「お帰り、こっちのお前が1番いいな。この身長差だとお前が見上げてくれるしな」

剣「ご心配をおかけしました。そうですね、やっぱりこっちの轟くんが1番いいです！」

こんな轟くんの慈愛に満ちた目と柔らかい表情は初めて見た…！
あれ？この二人付き合ってないよね？

クラスではそのやりとりを見ていたクラスメイトが数人倒れる事件が起きたが、まあいつも通りが1番ということで

轟「剣城、ポッリーやる」

剣「いいんですか！？有難き幸せ！」

剣城さんの笑顔をみて同じくらい嬉しそうに笑う轟くんを見てそう思った

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～余談～

峰「ちなみにこっちの剣城のもう一本のエクスカリバーはどんなものか…！」

切「ダメだぞお前、そろそろ捕まるぞ」

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